第2章 アップグレードに関する FAQ


Ansible Automation Platform 2.6 でサポートされているインストールトポロジーとオペレーティングシステムは?

Red Hat はインストールトポロジーに対してより明確なアプローチを採用し、実稼働環境に対応したセットアップを "グロース" または "エンタープライズ" に分類しています。

  • グローストポロジーは、Ansible Automation Platform の使用を開始し、大規模な自動化のために冗長性や大きな計算能力を確保する必要がない組織を対象としています。
  • エンタープライズトポロジーは、大規模な自動化のために冗長性や大きな計算能力を備えた Ansible Automation Platform をデプロイする必要がある組織を対象としています。

詳細は、テスト済みのデプロイメントモデル を参照してください。

RPM およびコンテナー化されたインストールではサポートされている Red Hat Enterprise Linux バージョンは?
RPM インストールは、引き続き Red Hat Enterprise Linux 9 でのみサポートされます。エンタープライズトポロジーの場合、コンテナー化されたインストールでは、Red Hat Enterprise Linux バージョン 9.4 以降の Red Hat Enterprise Linux 9 および Red Hat Enterprise Linux バージョン 10 以降の Red Hat Enterprise Linux 10 の両方がサポートされます。
Ansible Automation Platform 2.6 における "アップグレード" と "移行" の違いは?
アップグレードとは、たとえば Ansible Automation Platform 2.5 から 2.6 への更新などのアプリケーションアクションです。移行には、RPM ベースの 2.6 インストールからコンテナーベースの 2.6 インストールへのデータの移動などが含まれます。バージョン 2.5 と 2.6 の間では、新しいサービスコンポーネントは明示的には必要ありません。
2.4 から 2.6 にアップグレードできますか、それとも最初に 2.5 にアップグレードする必要がありますか?
はい、2.6 に直接アップグレードできます。ただし、アップグレードする前に更新する必要がある新しいシステム要件がある可能性があることに注意してください。
マネージドクラウドユーザーが Ansible Automation Platform 2.6 にアップグレードする方法は?
Microsoft Azure および Amazon Web Services におけるすべてのマネージドクラウドユーザーは 2.6 にアップグレードされます。プラットフォームをアップグレードした後、アップグレード期間に関する 2 つのオプション (非実稼働環境と実稼働環境) が使用可能になります。情報提供は、7 月中旬から 9 月下旬まで継続して行われます。
Ansible Automation Platform 2.6 での移行は完全にサポートされますか?
はい、移行は完全にサポートされているため、お客様は RPM インストールからコンテナー化された環境や OpenShift Container Platform 環境、あるいはマネージドサービスに移行できます。移行前に、お客様は現在のインストールに対して最新バージョンの Ansible Automation Platform を使用している必要があります。2.4 から 2.6 への直接アップグレードのために、インストーラーはバージョン 2.5 で導入された新しいコンポーネントを管理します。
2.4 の Event-Driven Ansible を使用していますが、2.6 の Event-Driven Ansible にアップグレードできますか?
Ansible Automation Platform 2.4 でテクニカルプレビュー機能である Event-Driven Ansible コントローラーを使用しており、Event-Driven Ansible 搭載の Ansible Automation Platform 2.6 にアップグレードする場合は、Ansible Automation Platform 2.6 の新しいインスタンスをインストールし、完全に統合された新しい環境で Event-Driven Ansible 設定を手動で再作成する必要があります。
2.4 または 2.5 の既存の OAuth アプリケーション/トークン、認証情報/お客様認証情報、Personal Access Token は、2.6 にアップグレードした後も引き続き機能しますか?

Ansible Automation Platform 2.4 または 2.5 から Ansible Automation Platform 2.6 にアップグレードする場合は、一部で手動での設定が必要です。

  • OAuth アプリケーション:

    • Automation Controller: 既存の Automation Controller アプリケーションを表示および編集できますが、新しく作成することはできません。引き続き機能しますが、今後のリリースで削除される可能性があります。プラットフォーム OAuth アプリケーションへの移行を計画する必要があります。
    • Ansible Automation Platform: プラットフォーム OAuth アプリケーションは更新済みのインターフェイスを提供し、それが今後使用する場合の標準となります。これらのアプリケーションに移行します。
  • トークン:

    • Automation Controller: Automation Controller の Personal Access Token (PAT) は非推奨です。プラットフォームゲートウェイ PAT に移動します。
    • Ansible Automation Platform: プラットフォームトークンは更新済みのインターフェイスを提供し、それが今後使用する際の標準となります。これらのトークンに移行します。
  • オーセンティケーターの設定:

    • Ansible Automation Platform 2.4 から Ansible Automation Platform 2.6: Automation Controller からプラットフォームゲートウェイへのオーセンティケーター設定の移行は、すべて自動化されています。これには、サードパーティーの認証設定や、SAML 秘密鍵や OAuth シークレットキーなどの機密データが含まれます。カスタム LDAP 証明書を使用する場合は、手動で移行する必要があります。
    • Ansible Automation Platform 2.5 から Ansible Automation Platform 2.6: オーセンティケーターの設定は自動的に移行されません。Ansible Automation Platform 2.5 で設定された LDAP 設定は、2.6 にアップグレードした後もそのまま残ります。
バージョン 2.6 にはない RBAC (プラットフォームゲートウェイや Automation Controller) 制御権限は?
  • 2.4 から 2.6 へのアップグレードの場合: アップグレード中に、オーセンティケーターとコントローラーからのマッピングがゲートウェイにインポートされるため、オーセンティケーターを手動で移行する必要はありません。
  • 2.5 から 2.6 へのアップグレードの場合: 変更はインポートされないため、プラットフォームゲートウェイ内のオーセンティケーターとそのマッピングは引き続き機能します。
Ansible Automation Platform 2.6 がサポートする PostgreSQL のバージョンは?
Ansible Automation Platform 2.6 は、マネージドデータベースとして PostgreSQL 15 をサポートし、さらに外部データベースとして PostgreSQL 15、16、17 をサポートします。
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