3.4.3. Ceph ファイルシステムをカーネルクライアントとして自動的にマウント
起動時に Ceph File System を自動的にマウントするには、/etc/fstab
ファイルを編集します。
前提条件
- 最初にファイルシステムを手動でマウントすることを検討してください。詳しくは、「Ceph ファイルシステムをカーネルクライアントとして手動でマウントする手順」 を参照してください。
-
secretefile=
マウントオプションを使用する場合は、ceph-common
パッケージをインストールします。
手順
クライアントホストで、Ceph ファイルシステムをマウントする新しいディレクトリーを作成します。
mkdir -p <mount-point>
以下に例を示します。
[root@client ~]# mkdir -p /mnt/cephfs
以下のように
/etc/fstab
ファイルを編集します。#DEVICE PATH TYPE OPTIONS <host-name>:<port>:/, <mount-point> ceph _netdev, <host-name>:<port>:/, [name=<user-name>, <host-name>:<port>:/, secret=<key>| secretfile=<file>, [<mount-options>]
最初の列で、Monitor ホスト名とそのポートを設定します。複数のモニターアドレスを指定する別の方法として、1 つのホスト名が複数の IP アドレスに解決されるように DNS サーバーを設定することができます。
2 番目のコラムにマウントポイントを設定し、3 番目のコラムで種別を
ceph
に設定します。name と secretfile オプションを使用して、4 列にユーザー
名
とシークレットファイル
をそれぞれ設定します。ネットワークの問題を防ぐために、ネットワークサブシステムの後にファイルシステムがマウントされるように
_netdev
オプションを設定します。時間情報にアクセスする必要がない場合は、パフォーマンスを向上させるためにnoatime
を設定します。以下に例を示します。
#DEVICE PATH TYPE OPTIONS mon1:6789:/, /mnt/cephfs ceph _netdev, name=admin, mon2:6789:/, secretfile= mon3:6789:/ /home/secret.key, noatime 00
ファイルシステムが次回の起動時にマウントされます。