3.4. Ceph File System のカーネルクライアントとしてのマウント
Ceph File System をカーネルクライアントとしてマウントすることができます。
Red Hat Enterprise Linux 以外の Linux ディストリビューション上のクライアントは許可されますが、サポートされていません。これらのクライアントを使用する際に MDS またはその他のクラスターの他の部分で問題が検出される場合は、Red Hat はこれらに対応しますが、原因がクライアント側にある場合は、カーネルのベンダーが問題に対処する必要があります。
3.4.1. 前提条件
クライアントノードで、Red Hat Ceph Storage 3 Tools リポジトリーを有効にします。
Red Hat Enterprise Linux の場合は、以下を使用します。
[root@client ~]# subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rhceph-3-tools-rpms
Ubuntu の場合は、以下を使用します。
[user@client ~]$ sudo bash -c 'umask 0077; echo deb https://customername:customerpasswd@rhcs.download.redhat.com/3-updates/Tools $(lsb_release -sc) main | tee /etc/apt/sources.list.d/Tools.list' [user@client ~]$ sudo bash -c 'wget -O - https://www.redhat.com/security/fd431d51.txt | apt-key add -' [user@client ~]$ sudo apt-get update
宛先クライアントノードで、新しい
etc/ceph
ディレクトリーを作成します。[root@client ~]# mkdir /etc/ceph
Ceph 設定ファイルを Monitor ノードから移行先クライアントノードにコピーします。
scp root@<monitor>:/etc/ceph/ceph.conf /etc/ceph/ceph.conf
<
;monitor>
; を Monitor ホスト名または IP アドレスに置き換えます。以下に例を示します。[root@client ~]# scp root@192.168.0.1:/etc/ceph/ceph.conf /etc/ceph/ceph.conf
ceph.conf
ファイルに正しい所有者およびグループを設定します。[root@client ~]# chown ceph:ceph /etc/ceph/ceph.conf
設定ファイルに適切なパーミッションを設定します。
[root@client ~]# chmod 644 /etc/ceph/ceph.conf