6.5. バックフィル
Ceph OSD をクラスターに追加したり、クラスターから削除したりすると、CRUSH アルゴリズムは、配置グループを Ceph OSD に移動させたり、Ceph OSD から移動させたりしてバランスを回復させ、クラスターのバランスを取り戻します。配置グループとそれに含まれるオブジェクトを移行するプロセスは、クラスターの運用パフォーマンスを大幅に低下させます。運用パフォーマンスを維持するために、Ceph はこの移行を「バックフィル」プロセスで実行します。これにより、Ceph はバックフィル操作をデータの読み取りまたは書き込みの要求よりも低い優先度に設定できます。
- osd_max_backfills
- 詳細
- 1 つの OSD に対して、または 1 つの OSD から許容されるバックフィル操作の最大数
- 型
- 64 ビット未署名の整数
- デフォルト
-
1
- osd_backfill_scan_min
- 詳細
- バックフィルスキャン 1 回あたりのオブジェクトの最小数
- 型
- 32 ビット整数
- デフォルト
-
64
- osd_backfill_scan_max
- 詳細
- バックフィルスキャン 1 回あたりのオブジェクトの最大数
- 型
- 32 ビット整数
- デフォルト
-
512
- osd_backfillfull_ratio
- 説明
- Ceph OSD のフル比率がこの値以上の場合、バックフィル要求の受け入れを拒否します。
- 型
- 浮動小数点 (Float)
- デフォルト
-
0.85
- osd_backfill_retry_interval
- 詳細
- バックフィル要求を再試行するまでの待ち時間 (秒数)
- 型
- double
- デフォルト
-
10.0