第3章 コンテナーで実行される Ceph クラスターの管理


この章では、コンテナーで実行される Ceph クラスターで実行する基本的な管理タスクについて説明します。

3.1. コンテナー内で実行される Ceph デーモンの開始、停止、および再起動

systemctl コマンドを使用して、コンテナーで実行するCeph デーモンの起動、停止、再起動を行います。

手順

  1. コンテナーで実行している Ceph デーモンを起動、停止、または再起動するには、以下の形式で構成されるように、rootsystemctl コマンドを実行します。

    systemctl action ceph-daemon@ID

    ここで、

    • action は、実行するアクション (startstop、または restart) です。
    • daemon で、osdmonmds、または rgwです。
    • ID は以下のいずれかになります。

      • ceph-mon デーモン、ceph-mds デーモン、または ceph-rgw デーモンが実行している短いホスト名。
      • lvm に設定されている osd_scenario パラメーターが展開された場合の ceph-osd デーモンの ID
      • osd_scenario パラメーターを collocated または non-collocated に設定してデプロイされた場合に ceph-osd デーモンが使用するデバイス名

    たとえば、osd01ceph-osd デーモンを再起動するには、以下のコマンドを実行します。

    # systemctl restart ceph-osd@osd01

    ceph-monitor01 ホストで実行する ceph-mon デーモンを起動するには、以下のコマンドを実行します。

    # systemctl start ceph-mon@ceph-monitor01

    ceph-rgw01 ホストで実行する ceph-rgw デーモンを停止するには、以下のコマンドを実行します。

    # systemctl stop ceph-radosgw@ceph-rgw01
  2. アクションが正常に完了したことを確認します。

    systemctl status ceph-daemon@_ID

    以下は例になります。

    # systemctl status ceph-mon@ceph-monitor01

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