1.3. すべての NVMe ストレージに OSD Ansible 設定の構成


ストレージに NVMe (Non-volatile Memory Express) デバイスのみを使用する場合のパフォーマンスを最適化するには、各 NVMe デバイスに 4 つの OSD を構成します。通常、OSD はデバイスごとに1つしか設定されないため、NVMe デバイスのスループットを十分に活用できません。

注記

SSD と HDD を混在させる場合、SSD は OSD ではなくジャーナルまたは block.db のいずれかに使用されます。

注記

テストでは、各 NVMe デバイスに 4 つの OSD を設定すると、最適なパフォーマンスが得られます。osds_per_device:4 を設定することをお勧めしますが、必須ではありません。他の値を設定すると、お客様の環境でより良いパフォーマンスが得られる場合があります。

前提条件

  • Ceph クラスターのソフトウェアおよびハードウェアの要件をすべて満たすこと。

手順

  1. osd_scenario:lvm および osds_per_device:4group_vars/osds.yml に設定します。

    osd_scenario: lvm
    osds_per_device: 4
  2. devices の下に NVMe デバイスを一覧表示します。

    devices:
      - /dev/nvme0n1
      - /dev/nvme1n1
      - /dev/nvme2n1
      - /dev/nvme3n1
  3. group_vars/osds.yml の設定は以下のようになります。

    osd_scenario: lvm
    osds_per_device: 4
    devices:
      - /dev/nvme0n1
      - /dev/nvme1n1
      - /dev/nvme2n1
      - /dev/nvme3n1
注記

lvm_volumes ではなく、この設定で devices を使用する必要があります。これは、lvm_volumes が、通常、作成済みの論理ボリュームで使用され、osds_per_device は Ceph による論理ボリュームの自動作成を意味するためです。

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