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2.2. Ansible を使用したダッシュボードのインストール

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ダッシュボードは、ceph-ansible RPM が提供する Ansible Playbook を使用して Red Hat Ceph Storage をインストールする際にデフォルトでインストールされます。

前提条件

  • 完全な前提条件は インストールガイド を参照してください。この手順では、ダッシュボードのインストールに関連する手順のみを強調しています。

手順

  1. その下でノードが定義された [grafana-server] グループが Ansible インベントリーファイルに存在することを確認します。Grafana と Prometheus がこのノードにインストールされている。

    [root@jb-ceph4-admin ~]# grep grafana-server -A 1 /etc/ansible/hosts
    [grafana-server]
    jb-ceph4-mon
  2. Ansible Playbook の all.yml で、Dashboard_enabled:False に設定されていないことを確認します。デフォルト設定が True を示すコメントがなければなりません。

    [root@jb-ceph4-admin ~]# grep "dashboard_enabled" /usr/share/ceph-ansible/group_vars/all.yml
    #dashboard_enabled: True
  3. インストールガイド e で説明されているように、Ceph をインストールするために必要な残りの手順を実施します。
  4. ベアメタルのインストール用に ansible-playbook site.yml を実行した後、コンテナーインストールの場合は ansible-playbook site-docker.yml を実行すると、Ansible によりダッシュボードのアクセス情報が出力されます。Playbook 出力の最後にあるダッシュボードの URL、ユーザー名、およびパスワードを検索します。

    2019-12-13 15:31:17,871 p=11421 u=admin |  TASK [ceph-dashboard : print dashboard URL] ************************************************************
    2019-12-13 15:31:17,871 p=11421 u=admin |  task path: /usr/share/ceph-ansible/roles/ceph-dashboard/tasks/main.yml:5
    2019-12-13 15:31:17,871 p=11421 u=admin |  Friday 13 December 2019  15:31:17 -0500 (0:00:02.189)       0:04:25.380 *******
    2019-12-13 15:31:17,934 p=11421 u=admin |  ok: [jb-ceph4-mon] =>
      msg: The dashboard has been deployed! You can access your dashboard web UI at http://jb-ceph4-mon:8443/ as an 'admin' user with 'p@ssw0rd' password.

    出力 You can access your dashboard web UI at http://jb-ceph4-mon:8443/ as an 'admin' user with 'p@ssw0rd' password. を書き留めます。

注記

Ansible Playbook は以下を行います。

  • ceph-mgr の Prometheus モジュールを有効にします。
  • ceph-mgr でダッシュボードモジュールを有効にし、TCP ポート 8443 を開きます。
  • Prometheus の node_exporter デーモンをストレージクラスターの各ノードにデプロイします。

    • TCP ポート 9100 を開きます。
    • node_exporter デーモンを起動します。
  • Ansible インベントリーファイルの [grafana-server] の下にある Docker/systemd の下に Grafana および Prometheus コンテナーをデプロイします。

    • 各 Ceph ホストで実行している ceph-mgr ノードおよび node-exporters からデータを収集するように Prometheus を設定します。
    • TCP ポート 3000 を開きます。
    • Grafana にダッシュボード、テーマ、およびユーザーアカウントを作成します。
    • Ceph Dashboard のログインページの URL を表示します。
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