付録B コマンドラインインターフェイスを使用した Ceph ソフトウェアのインストール
ストレージ管理者は、Red Hat Ceph Storage ソフトウェアのさまざまなコンポーネントを手動でインストールすることを選択できます。
B.1. Ceph コマンドラインインターフェイスのインストール
Ceph コマンドラインインターフェイス (CLI) により、管理者は Ceph 管理コマンドを実行できます。CLI は ceph-common
パッケージにより提供され、以下のユーティリティーが含まれます。
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ceph
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ceph-authtool
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ceph-dencoder
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rados
前提条件
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稼働中の Ceph ストレージクラスター (
active + clean
の状態が望ましい)。
手順
クライアントノードで、Red Hat Ceph Storage 4 Tools リポジトリーを有効にします。
[root@gateway ~]# subscription-manager repos --enable=rhceph-4-tools-for-rhel-8-x86_64-rpms
クライアントノードで、
ceph-common
パッケージをインストールします。# yum install ceph-common
最初の監視ノードから、Ceph 設定ファイル (ここでは
ceph.conf
) と管理キーリングをクライアントノードにコピーします。構文
# scp /etc/ceph/ceph.conf <user_name>@<client_host_name>:/etc/ceph/ # scp /etc/ceph/ceph.client.admin.keyring <user_name>@<client_host_name:/etc/ceph/
例
# scp /etc/ceph/ceph.conf root@node1:/etc/ceph/ # scp /etc/ceph/ceph.client.admin.keyring root@node1:/etc/ceph/
<client_host_name>
を、クライアントノードのホスト名に置き換えてください。