6.9. RBD ミラーリング
イメージリプレーヤーが想定どおりにシャットダウンする
以前のリリースでは、実装上の欠陥により、特定のイメージリプレーヤーをシャットダウンする要求が原因で、特にデーモンがリモートストレージクラスターでブロックリストに登録されている場合に、rbd-mirror
デーモンが無期限にハングする可能性がありました。
この修正では、実装上の欠陥が修正され、特定のイメージリプレーヤーをシャットダウンする要求が原因で rbd-mirror
デーモンがハングしなくなり、イメージリプレーヤーが期待どおりにシャットダウンされるようになりました。
rbd mirror pool peer bootstrap create
コマンドは、ブートストラップトークン内の正しい監視アドレスを保証します。
以前は、rbd mirror pool peer bootstrap create
コマンドで生成されたブートストラップトークンには、ceph.conf
ファイルの mon_host
オプションで指定された監視アドレスが含まれていました。これは脆弱であり、V1 と V2 エンドポイント間で混乱を生じさせ、一方のみを指定したり、誤ってグループ化したりするなどの問題を引き起こしました。
今回の修正により、rbd mirror pool peer bootstrap create
コマンドが変更され、クラスター自体からモニターアドレスを抽出し、ブートストラップトークンに含まれるモニターアドレスが正しいことを確認します。