3.4. Ceph Object Gateway
ロールの STS max_session_duration
を更新できるように。
今回の機能拡張では、radosgw-admin
コマンドラインインターフェイスを使用してロールの STS max_session_duration
を更新できます。
ListBucket
S3 操作で JSON 出力が生成されるようになりました
インテグレーションの容易化というお客様のリクエストに応じたこの機能拡張により、要求に Accept: application/json
ヘッダーが含まれている場合、ListBucket
S3 操作では、デフォルトの XML ではなく JSON 形式の出力を生成されます。
libcurl
が管理する TCP キープアライブを有効にするオプションが追加された。
今回の機能拡張では、libcurl
によって管理される HTTP クライアントソケットで TCP キープアライブを有効にするオプションが追加され、ネットワークが不安性な場合に、Ceph Object Gateway によって開始された同期やその他の操作の回復機能が向上されました。これは、HTTP フロントエンドによって受信された接続には適用されず、Ceph Object Gateway によって送信された HTTP リクエスト (認証用の Keystone、マルチサイトからの同期リクエスト、SSE 用のキー管理サーバーへのリクエストなど) にのみ適用されます。
radosgw-admin
コマンドの結果コード 2002 が明示的に 2 に変換される
以前は、内部 NoSuchBucket
結果の S3 エラー変換の変更により、radosgw-admin bucket stats
コマンドからのエラーコードが誤って変更され、これらの radosgw-admin
コマンドのシェル結果コードをチェックするプログラムが、別の結果コードを表示していました。
この機能拡張により、結果コード 2002 が明示的に 2 に変換され、ユーザーは元の動作を確認できるようになります。
役に立つエラーを使用してバケットポリシーを使用できるようになりました。
エラー表示が間違っていたため、バケットポリシーの使用が困難でした。さらに、通知なしでプリンシパルを削除すると、アップグレード中に問題が発生する可能性があります。今回の更新で、ポリシーパーサーからの有用なエラーと、rgw policy reject invalid principals=true
パラメーターを使用して無効なプリンシパルを拒否するフラグが導入されました。