第7章 既知の問題


本セクションでは、Red Hat Ceph Storage の今回リリースで見つかった既知の問題を説明します。

7.1. Cephadm ユーティリティー

iSCSI デーモンで gwcli により iSCSI ゲートウェイを追加または拡張すると、期待どおりに動作します

以前は、信頼できる IP リストが仕様ファイルで更新されたときに iSCSI デーモンが自動的に再設定されないため、iSCSI デーモン間で iscsi-gateway.cfg が一致せず、gwcli での iSCSI ゲートウェイの追加または拡張が失敗していました。

今回の修正により、ゲートウェイを拡張し、gwcli コマンドを使用して既存のゲートウェイに追加できるようになりました。(BZ#2099470)

ceph orch ps はモニタリングスタックデーモンのバージョンを表示しません

現在、cephadm ではバージョングラビングコードにダウンストリームのモニタリングスタックコンテナーとの互換性がないため、node-exporterprometheusalertmanager などのモニタリングスタックデーモンのバージョングラビングが失敗します。

ユーザーがバージョンを確認する必要がある場合、デーモンのコンテナー名にバージョンが含まれるので、これを回避策とします。

(BZ#2125382)

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