5.8. Ceph File System クラスターの停止
down
フラグを true
に設定すると、Ceph File System (CephFS) クラスターを停止することができます。これにより、ジャーナルをメタデータプールにフラッシュして Metadata Server (MDS) デーモンを正常にシャットダウンし、すべてのクライアント I/O が停止します。
また、CephFS クラスターを迅速に停止してファイルシステムの削除をテストし、メタデータサーバー (MDS) デーモン (障害復旧シナリオなど) を停止することもできます。これにより、MDS のスタンバイデーモンがファイルシステムをアクティベートしないように jointable
フラグが設定されます。
前提条件
- Ceph Monitor ノードへの root レベルのアクセス。
手順
CephFS クラスターが停止しているには、以下を実行します。
構文
ceph fs set FS_NAME down true
例
[ceph: root@host01 /]# ceph fs set cephfs down true
CephFS クラスターを起動するには、以下をバックアップします。
構文
ceph fs set FS_NAME down false
例
[ceph: root@host01 /]# ceph fs set cephfs down false
または
CephFS クラスターを迅速に停止するには、以下を実行します。
構文
ceph fs fail FS_NAME
例
[ceph: root@host01 /]# ceph fs fail cephfs
注記CephFS クラスターのバックアップを作成するには、
cephfs
をjoinable
に設定します。構文
ceph fs set FS_NAME joinable true
例
[ceph: root@host01 /]# ceph fs set cephfs joinable true cephfs marked joinable; MDS may join as newly active.