11.2. コマンドラインインターフェイスを使用した NFS-Ganesha ゲートウェイのデプロイ
バックエンドで Cephadm と Ceph Orchestrator を使用し、配置仕様を使用して NFS-Ganesha ゲートウェイをデプロイできます。この場合、RADOS プールを作成し、namespace を作成してから、ゲートウェイをデプロイする必要があります。
Red Hat は、NFS v4.0+ プロトコルでのみ CephFS エクスポートをサポートします。
前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
- ホストがクラスターに追加されている。
- すべてのマネージャー、モニター、および OSD デーモンがデプロイされている。
手順
Cephadm シェルにログインします。
例
[root@host01 ~]# cephadm shell
RADOS プール namespace を作成し、アプリケーションを有効化します。RBD プールの場合、RBD を有効化します。
構文
ceph osd pool create POOL_NAME ceph osd pool application enable POOL_NAME freeform/rgw/rbd/cephfs/nfs rbd pool init -p POOL_NAME
例
[ceph: root@host01 /]# ceph osd pool create nfs-ganesha [ceph: root@host01 /]# ceph osd pool application enable nfs-ganesha nfs [ceph: root@host01 /]# rbd pool init -p nfs-ganesha
コマンドラインインターフェイスで配置仕様を使用して NFS-Ganesha ゲートウェイをデプロイします。
構文
ceph orch apply nfs SERVICE_ID --placement="NUMBER_OF_DAEMONS HOST_NAME_1 HOST_NAME_2 HOST_NAME_3"
例
[ceph: root@host01 /]# ceph orch apply nfs foo --placement="2 host01 host02"
これにより、
host01
およびhost02
の 1 つのデーモンと、NFS-Ganesha クラスターnfsganesha
がデプロイされます。
検証
サービスをリスト表示します。
例
[ceph: root@host01 /]# ceph orch ls
ホスト、デーモン、およびプロセスをリスト表示します。
構文
ceph orch ps --daemon_type=DAEMON_NAME
例
[ceph: root@host01 /]# ceph orch ps --daemon_type=nfs
関連情報
- 詳細は、Red Hat Ceph Storage オペレーションガイド の コマンドラインインターフェイスを使用した Ceph デーモンのデプロイ セクションを参照してください。
- 詳細は、Red Hat Ceph Storage ブロックデバイスガイド の ブロックデバイスプールの作成 セクションを参照してください。