11.3. サービス仕様を使用した NFS-Ganesha ゲートウェイのデプロイ


バックエンドで Cephadm と Ceph Orchestrator を使用し、サービス仕様を使用して NFS-Ganesha ゲートウェイをデプロイできます。この場合、RADOS プールを作成し、namespace を作成してから、ゲートウェイをデプロイする必要があります。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • ホストがクラスターに追加されている。

手順

  1. nfs.yaml ファイルを作成します。

    [root@host01 ~]# touch nfs.yaml

  2. nfs.yaml 仕様ファイルを編集します。

    構文

    service_type: nfs
    service_id: SERVICE_ID
    placement:
      hosts:
        - HOST_NAME_1
        - HOST_NAME_2

    # cat nfs.yaml
    service_type: nfs
    service_id: foo
    placement:
      hosts:
        - host01
        - host02

    • オプション: ganesha.yaml 仕様ファイルに enable_nlm: true を追加して、NLM が NFS プロトコル v3 のロックに対応できるようにします。

      構文

      service_type: nfs
      service_id: SERVICE_ID
      placement:
        hosts:
          - HOST_NAME_1
          - HOST_NAME_2
      spec:
          enable_nlm: true

      # cat ganesha.yaml
      service_type: nfs
      service_id: foo
      placement:
        hosts:
          - host01
          - host02
      spec:
          enable_nlm: true

  3. YAML ファイルをコンテナー内のディレクトリーにマウントします。

    [root@host01 ~]# cephadm shell --mount nfs.yaml:/var/lib/ceph/nfs.yaml

  4. RADOS プールと namespace を作成し、RBD を有効にします。

    構文

    ceph osd pool create POOL_NAME
    ceph osd pool application enable POOL_NAME rbd
    rbd pool init -p POOL_NAME

    [ceph: root@host01 /]# ceph osd pool create nfs-ganesha
    [ceph: root@host01 /]# ceph osd pool application enable nfs-ganesha rbd
    [ceph: root@host01 /]# rbd pool init -p nfs-ganesha

  5. そのディレクトリーに移動します。

    [ceph: root@host01 /]# cd /var/lib/ceph/

  6. サービス仕様を使用して NFS-Ganesha ゲートウェイをデプロイします。

    構文

    ceph orch apply -i FILE_NAME.yaml

    [ceph: root@host01 ceph]# ceph orch apply -i nfs.yaml

検証

  • サービスをリスト表示します。

    [ceph: root@host01 /]# ceph orch ls

  • ホスト、デーモン、およびプロセスをリスト表示します。

    構文

    ceph orch ps --daemon_type=DAEMON_NAME

    [ceph: root@host01 /]# ceph orch ps --daemon_type=nfs

関連情報

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.