3.3. Ceph Dashboard
新しいバケットのシャード数が表示される
以前は、シャード数が表示されなかったため、バケット設定の可視性が制限されていました。
この機能拡張により、Object > Buckets リストで各バケットのシャードの数を確認できるようになります。
Ceph Dashboard は、UI 経由でストレージクラスの管理をサポートするようになりました。
以前は、ダッシュボードでストレージクラスの設定または管理ができませんでした。8.0 で導入されたライフサイクル (LC) ポリシーではストレージクラス間のデータ階層化が可能でしたが、UI にはクラス自体を定義または管理する機能がありませんでした。
この機能拡張により、ダッシュボードから直接、クラウド cloud-S3 タイプを含むストレージクラスを設定および管理できるようになります。この機能拡張で、一般的なストレージクラス設定のセットアップを容易にするテンプレートも導入されました。
KMIP がダッシュボードの Objects > Configuration セクションの KMS プロバイダーリストに追加されました。
以前は、Ceph Dashboard は暗号鍵の管理に KMS プロバイダーのみをサポートしていました。
この機能拡張により、ダッシュボードの Objects > Configuration セクションの KMS プロバイダーリストに KMIP が追加されました。ダッシュボードでは、暗号鍵を管理するための KMS プロバイダーとして、Vault と KMIP の両方がサポートされるようになりました。
Ceph Dashboard では、重要なリソースの削除を確認するために、ユーザーがリソース名を入力する必要があります。
以前は、チェックボックスを選択するだけで、1 つ以上の重要なリソース (イメージ、スナップショット、サブボリューム、サブボリュームグループ、プール、ホスト、OSD、バケット、ファイルシステムなど) を削除できました。これにより、誤って削除される可能性が高くなりました。
この機能拡張により、ダッシュボードでは、削除する前に確認テキストボックスにリソース名を手動で入力するようにユーザーに求めるようになります。さらに、一度に削除できる重要なリソースは 1 つになり、意図しないデータ損失のリスクが軽減されます。