第17章 Rapid Stock Market クイックスタート


Rapid Stock Market クイックスタートは、JBoss Data Grid の互換性モードが Hot Rod クライアント (データの格納) および REST を使用する HTTP クライアント (データの呼び出し) とどのように動作するかを実演します。このクイックスタートは、JBoss Data Grid のリモートクライアントサーバーモードでのみ使用でき、コンテナーは使用しません。
Rapid Stock Market クイックスタートには、サーバー側とクライアント側のアプリケーションが含まれています。

17.1. Rapid Stock Market クイックスタートのビルドおよび実行

Rapid Stock Market クイックスタートは、アプリケーションのサーバー側およびクライアント側に以下の設定が必要になります。

手順17.1 Rapid Stock Market クイックスタートのサーバー側の設定

  1. ルートディレクトリーへ移動

    コマンドラインターミナルを開き、このクイックスタートのルートディレクトリーへ移動します。
  2. クライアントとサーバーに共通するクラスを jar ファイルにパッケージ化して、JBoss Data Grid のサーバーモジュールをビルドします。
    $ mvn clean package -Pprepare-server-module
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    新しい jar ファイルを、サーバーモジュールに似たディレクトリー構造に置きます。
  3. サーバーモジュールをサーバーにインストールします。
    1. 準備したモジュールをサーバーへコピーします。
      $ cp -r target/modules ${JDG_SERVER_HOME}/
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    2. 以下を modules/system/layers/base/org/infinispan/commons/main/module.xml ファイルへ追加し、新しいモジュールを org.infinispan.commons モジュールの依存関係として追加します。
      <module name="org.infinispan.quickstart.compatibility.common"/>
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  4. アプリケーションをビルドします。
    $ mvn clean package
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  5. 適切な設定ファイルを使用するように JBoss Data Grid を設定します。
    1. 互換性モードのサンプル設定ファイルを、JBoss Data Grid サーバーが見つけて使用できる場所にコピーします。
      $ cp ${JDG_SERVER_HOME}/docs/examples/configs/standalone-compatibility-mode.xml ${JDG_SERVER_HOME}/standalone/configuration
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    2. rest-connector 要素から security-domain および auth-method 属性を削除し、REST セキュリティーを無効にします。
  6. JBoss Data Grid サーバーを互換性モードで起動します。
    $ ${JDG_SERVER_HOME}/bin/standalone.sh -c standalone-compatibility-mode.xml
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手順17.2 Rapid Stock Market クイックスタートのクライアント側の設定

  1. 別のコマンドラインターミナルウインドウで、サーバー側アプリケーションを起動します。
    $ mvn exec:java -Pclient
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  2. クライアントアプリケーションのヘルプメニューにある手順を使用します。
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