13.3. 複数のキャッシュマネージャー


キャッシュマネージャーは、キャッシュを使用する時の開始点であり、Red Hat JBoss Data Grid では、ユーザーが複数のキャッシュマネージャーを作成することができます。それぞれのキャッシュマネージャーは、JMX、エグゼキューターおよびクラスタリングなどの設定を含む、異なるグローバル設定を使用して設定されます。

13.3.1. 単一のキャッシュマネージャーを用いた複数キャッシュの作成

Red Hat JBoss Data Grid では、同じキャッシュマネージャーを使用し、異なるキャッシュモード (同期または非同期キャッシュモード) を持つ複数のキャッシュを作成することが可能です。

13.3.2. 複数のキャッシュマネージャーの使用

Red Hat JBoss Data Grid では、複数のキャッシュマネージャーを使用することが可能です。レプリケーションやネットワーキングコンポーネントなどほとんどの場合で、キャッシュインスタンスは内部コンポーネントを共有するため単一のキャッシュマネージャーで十分です。
ただし、1 つのキャッシュが TCP プロトコルを使用し、他のキャッシュが UDP プロトコルを使用する場合など、複数のキャッシュに異なるネットワーク特性が必要な場合は、複数のキャッシュマネージャーを使用する必要があります。

13.3.3. 複数のキャッシュマネージャーの作成

Red Hat JBoss Data Grid では、ユーザーは最初のキャッシュマネージャーを作成するために使用された手順を繰り返す (さらに、必要な場合は設定ファイルの内容を調整する) ことにより、さまざまな種類の複数のキャッシュマネージャーを作成することができます。
複数の新規キャッシュマネージャーを作成するために宣言的 API を使用するには、infinispan.xml ファイルの内容を新規の設定ファイルにコピーします。新規ファイルで必要な設定についての編集を行ってから、新しいキャッシュマネージャー用にこの新規ファイルを使用します。
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