第8章 クラスター検出の設定


ホスト型サービスで Data Grid を実行するには、個別のクラウドプロバイダーが課すネットワーク制約に適合する検出メカニズムを使用する必要があります。たとえば、Amazon EC2 は UDP マルチキャストを許可しません。

Data Grid は以下のクラウド検出メカニズムを使用できます。

  • 汎用検出プロトコル(TCPPING および TCPGOSSIP)
  • JGroups PING プロトコル(KUBE_PING および DNS_PING)
  • クラウド固有の PING プロトコル
注記

埋め込み Data Grid には、クラウドプロバイダーの依存関係が必要です。

8.1. TCPPING

TCPPING は、クラスターメンバーの IP アドレスの静的リストを使用する汎用 JGroups 検索メカニズムです。

TCPPING を使用するには、各 Data Grid ノードの JGroups 設定ファイルに静的 IP アドレスのリストを追加する必要があります。ただし、TCPPING への欠点は、ノードが Data Grid クラスターを動的に参加できないことです。

TCPPING 設定の例

<config>
      <TCP bind_port="7800" />
      <TCPPING timeout="3000"
           initial_hosts="${jgroups.tcpping.initial_hosts:localhost[7800],localhost[7801]}"
           port_range="1"
           num_initial_members="3"/>
...
...
</config>

参照資料

JGroups TCPPING

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.