第5章 クライアント証明書認証の設定
プロジェクトにクライアントトラストストアを追加し、有効な証明書を提示するクライアントからのみの接続を許可するように Data Grid を設定します。これにより、クライアントがパブリック認証局 (CA) によって信頼されることが確認され、デプロイメントのセキュリティーが向上します。
5.1. クライアント証明書認証
クライアント証明書認証は、クライアントが提示する証明書に基づいて、インバウンド接続を制限します。
以下のいずれかのストラテジーのトラストストアを使用するように Data Grid を設定できます。
検証
クライアント証明書を検証するには、署名認証局 (通常は root CA 証明書) の証明書チェーンの一部が含まれるトラストストアが Data Grid に必要となります。CA によって署名された証明書を提示するクライアントは、Data Grid に接続できます。
クライアント証明書を検証するために Validate
ストラテジーを使用する場合、認証を有効にする場合は有効な Data Grid 認証情報を提供するようにクライアントも設定する必要があります。
認証
root CA 証明書に加えて、すべてのパブリッククライアント証明書が含まれるトラストストアが必要です。署名済み証明書を提示するクライアントのみが Data Grid に接続できます。
クライアント証明書を検証するために Authenticate
ストラテジーを使用する場合、識別名 (DN) の一部として、証明書に有効な Data Grid 認証情報が含まれていることを確認する必要があります。