第10章 スマートカードによる認証のトラブルシューティング
次の手順では、スマートカード認証を設定するときに発生する可能性のある問題を解決する方法を説明します。
10.1. システムでのスマートカードアクセスのテスト リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この手順に従って、スマートカードにアクセスできるかどうかをテストします。
前提条件
- スマートカードで使用する IdM サーバーおよびクライアントをインストールして設定している。
-
nss-toolsパッケージからcertutilツールをインストールしている。 - スマートカードの PIN またはパスワードがある。
手順
lsusbコマンドを使用して、スマートカードリーダーがオペレーティングシステムに表示されることを確認します。lsusb
$ lsusb Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub Bus 001 Device 003: ID 072f:b100 Advanced Card Systems, Ltd ACR39U Bus 001 Device 002: ID 0627:0001 Adomax Technology Co., Ltd Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hubCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow RHEL でテストおよびサポートされているスマートカードとリーダーの詳細は、Smart Card support in RHEL 10 を参照してください。
pcscdサービスおよびソケットが有効になっており、実行していることを確認します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow p11-kit list-modulesコマンドを使用して、設定されたスマートカードと、スマートカードにあるトークンに関する情報を表示します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow スマートカードの内容にアクセスできることを確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow certutilコマンドを使用して、スマートカードの証明書の内容を表示します。以下のコマンドを実行して、証明書の正しい名前を確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow スマートカードに証明書の内容を表示します。
注記証明書の名前が、前の手順で表示された出力 (この例では
MyEID (sctest):Certificate) と完全に一致していることを確認してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow