8.2. ユーザーへの sudo アクセス権限の付与
システム管理者は、root 以外のユーザーに sudo アクセスを付与することで、管理コマンドの実行を許可できます。sudo コマンドは、root ユーザーのパスワードを使用せずに、管理アクセスを持つユーザーを提供する方法です。
ユーザーが管理コマンドを実行する必要がある場合、そのコマンドの前に sudo を付けることができます。ユーザーがコマンドに対する認可を持っている場合、コマンドは root であるかのように実行されます。
以下の制限事項に注意してください。
-
sudoコマンドを使用できるのは、/etc/sudoers設定ファイルにリストされているユーザーだけです。 -
コマンドは、root シェルではなく、ユーザーのシェルで実行されます。ただし、例外があります。たとえば、すべてのユーザーに完全な
sudo権限が付与されている場合などです。このような場合、ユーザーは root シェルでコマンドを切り替えて実行できます。以下に例を示します。 -
sudo -i -
sudo su -
前提条件
- システムへの root アクセス権があります。
手順
root で
/etc/sudoersファイルを開きます。# visudo/etc/sudoersファイルは、sudoコマンドによって適用されるポリシーを定義するものです。/etc/sudoersファイルで、wheel管理グループのユーザーにsudoアクセスを付与する行を見つけます。## Allows people in group wheel to run all commands %wheel ALL=(ALL) ALL-
%wheelで始まる行が番号記号 (#) でコメントアウトされていないことを確認してください。 - 変更を保存し、エディターを終了します。
sudoアクセスを付与するユーザーを、wheel管理グループに追加します。# usermod --append -G wheel <username><username>は、ユーザー名に置き換えます。
検証
ユーザーが
wheel管理グループに含まれていることを確認します。# id <username> uid=5000(<username>) gid=5000(<username>) groups=5000(<username>),10(wheel)