検索

第13章 Real-Time Kernel

download PDF

Red Hat Enterprise Linux for Real Time Kernel について

Red Hat Enterprise Linux for Real Time Kernel は、非常に高い決定論要件を持つシステム向けに、微調整を可能にするように設計されています。結果の一貫性を大幅に向上させるには、標準カーネルを調整する必要があります。リアルタイムカーネルを使用すると、標準カーネルを調整することで得られる増加に加え、わずかな増加も得ることができます。
リアルタイムカーネルは、rhel-7-server-rt-rpms リポジトリーで利用できます。Installation Guide にはインストール手順が記載されています。その他のドキュメントは Red Hat Enterprise Linux for Real Time の製品ドキュメント で入手できます。

リアルタイムカーネルに対して can-dev モジュールが有効になっている

can-dev モジュールは、リアルタイムカーネルに対して有効にされ、Controller Area Network (CAN)デバイスドライバーのデバイスインターフェイスを提供します。CAN は元々自動車バス仕様で、自動車体系でさまざまなマイクロコントローラーを接続することを目的としており、他の領域に拡張しました。CAN は、高性能インターフェイスが必要で、RS-485 などの他のインターフェイスでは不十分である industrial および machine コントロールでも使用されます。
can-dev モジュールからエクスポートされた関数は、CAN デバイスドライバーにより、カーネルがデバイスを認識し、アプリケーションがデータを接続および転送できるようにするために使用されます。
リアルタイムカーネルで CAN を有効にすると、サードパーティーの CAN ドライバーおよびアプリケーションを使用して CAN ベースのシステムを実装できます。(BZ#1328607)
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.