3.2. LVM ボリュームを ext4 ファイルシステムで設定


このユースケースでは、クラスターのノード間で共有されるストレージに、LVM 論理ボリュームを作成する必要があります。
次の手順に従い LVM 論理ボリュームを作成しその論理ボリューム上に ext4 ファイルシステムを作成します。この例では、LVM 論理ボリュームを作成する LVM 物理ボリュームを保管するのに、共有パーティション /dev/sdb1 が使用されます。
注記
LVM ボリュームと、クラスターノードで使用するパーティションおよびデバイスは、クラスターノード以外には接続しないでください。
/dev/sdb1 パーティションは共有させるストレージとなるため、この手順は一つのノードでのみ行います。
  1. パーティション /dev/sdb1 に LVM 物理ボリュームを作成します。
    [root@z1 ~]# pvcreate /dev/sdb1
      Physical volume "/dev/sdb1" successfully created
    
  2. 物理ボリューム /dev/sdb1 で設定されるボリュームグループ my_vg を作成します。
    [root@z1 ~]# vgcreate my_vg /dev/sdb1
      Volume group "my_vg" successfully created
    
  3. ボリュームグループ my_vg を使用して、論理ボリュームを作成します。
    [root@z1 ~]# lvcreate -L450 -n my_lv my_vg
      Rounding up size to full physical extent 452.00 MiB
      Logical volume "my_lv" created
    
    lvs コマンドを使って論理ボリュームを表示してみます。
    [root@z1 ~]# lvs
      LV      VG      Attr      LSize   Pool Origin Data%  Move Log Copy%  Convert
      my_lv   my_vg   -wi-a---- 452.00m
      ...
    
  4. ext4 ファイルシステムを my_lv 論理ボリューム上に作成します。
    [root@z1 ~]# mkfs.ext4 /dev/my_vg/my_lv
    mke2fs 1.42.7 (21-Jan-2013)
    Filesystem label=
    OS type: Linux
    ...
    
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