2.2. 3 層の keepalived ロードバランサーの設定
図2.2「3 層のロードバランサーの設定」 は、典型的な 3 層の Keepalived ロードバランサートポロジーを示しています。この例では、アクティブ LVS ルーターは要求をインターネットから実サーバーのプールにルーティングします。その後、実サーバーはネットワーク上で共有データソースにアクセスします。
図2.2 3 層のロードバランサーの設定
![3 層のロードバランサーの設定](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Enterprise_Linux-7-Load_Balancer_Administration-ja-JP/images/c58a886b5a60b6894f55393bcfe7e7f6/lvs-three-tier.png)
[D]
この設定は、アクセス可能なデータが中央の高可用性サーバーに保存され、エクスポートされた NFS ディレクトリーまたは Samba による共有を用いて各実サーバーによってアクセスされるビジーな FTP サーバーの場合に適しています。このトポロジーは、トランザクションのために中央の高可用性データベースにアクセスする Web サイトにも推奨されます。また、ロードバランサーでアクティブ-アクティブ設定を使用すると、管理者はこれら両方のロールを同時に果たす高可用性クラスターを設定することもできます。
上記の例では、第 3 層でロードバランサーを使う必要はありませんが、高可用性のソリューションを使わないと重大な単一障害点となります。