第1章 RHEL システムロールの概要
RHEL システムロールを使用すると、複数の RHEL メジャーバージョンにわたる複数の RHEL システムのシステム設定をリモートで管理できます。
重要な用語と概念
以下では、Ansible 環境における重要な用語と概念を説明します。
- コントロールノード
- コントロールノードは、Ansible コマンドと Playbook を実行するシステムです。コントロールノードには、Ansible Automation Platform、Red Hat Satellite、または RHEL 9、8、または 7 ホストを使用できます。詳細は、RHEL 8 でのコントロールノードの準備 を参照してください。
- 管理対象ノード
- 管理対象ノードは、Ansible で管理するサーバーとネットワークデバイスです。管理対象ノードは、ホストと呼ばれることもあります。管理対象ノードに Ansible をインストールする必要はありません。詳細は、管理対象ノードの準備 を参照してください。
- Ansible Playbook
- Playbook では、管理対象ノード上で実現したい設定、または管理対象ノード上のシステムが実行する一連の手順を定義します。Playbook は、Ansible の設定、デプロイメント、およびオーケストレーションの言語です。
- インベントリー
- インベントリーファイルでは、管理対象ノードをリストし、各管理対象ノードの IP アドレスなどの情報を指定します。インベントリーでは、管理対象ノードを整理し、グループを作成およびネストして、スケーリングを容易にすることもできます。インベントリーファイルは、ホストファイルと呼ばれることもあります。
Red Hat Enterprise Linux 8 コントロールノードで利用可能なロールとモジュール
rhel-system-roles パッケージによって提供されるロール:
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ad_integration: Active Directory 統合 -
bootloader: GRUB ブートローダーの管理 -
certificate: 証明書の発行と更新 -
cockpit: Web コンソールのインストールと設定 -
crypto_policies: システム全体の暗号化ポリシー -
fapolicy: ファイルアクセスポリシーデーモンの設定 -
firewall: firewalld の管理 -
ha_cluster: HA クラスターの管理 -
journald: systemd journald の管理 -
kdump: カーネルダンプの管理 -
kernel_settings: カーネル設定の管理 -
logging: ロギングの設定 -
metrics: パフォーマンス監視とメトリクス -
nbde_client: Network Bound Disk Encryption クライアント -
nbde_server: Network Bound Disk Encryption サーバー -
network: ネットワーク設定 -
podman: Podman コンテナーの管理 -
postfix: Postfix の設定 -
postgresql: PostgreSQL の設定 -
rhc: RHEL のサブスクライブと Insights クライアントの設定 -
selinux: SELinux の管理 -
ssh: SSH クライアントの設定 -
sshd: SSH サーバーの設定 -
storage: ストレージの管理 -
systemd: systemd ユニットの管理 -
timesync: 時刻同期 -
tlog: ターミナルセッションの記録 -
vpn: IPsec VPN の設定
ansible-collection-microsoft-sql パッケージによって提供されるロール:
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microsoft.sql.server: Microsoft SQL Server
ansible-collection-redhat-rhel_mgmt パッケージによって提供されるモジュール:
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rhel_mgmt.ipmi_boot: ブートデバイスの設定 -
rhel_mgmt.ipmi_power: システムの電源状態の設定 -
rhel_mgmt.redfish_command: アウトオブバンド管理用 (OOB) コントローラーの管理 -
rhel_mgmt.redfish_command: OOB コントローラーからの情報の照会 -
rhel_mgmt.redfish_command: BIOS、UEFI、および OOB コントローラーの管理