第28章 RHEL システムロールを使用した systemd ユニットの管理
systemd
RHEL システムロールを使用すると、特定の systemd 関連のタスクを自動化し、リモートで実行できます。このロールは次の操作に使用できます。
- サービスの管理
- ユニットのデプロイ
- ドロップインファイルのデプロイ
28.1. systemd RHEL システムロールを使用したサービスの管理
systemd
RHEL システムロールを使用すると、systemd ユニットを自動化し、リモートで管理して、サービスの起動や有効化などを実行できます。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。実行する操作に応じた変数のみを使用します。--- - name: Managing systemd services hosts: managed-node-01.example.com tasks: - name: Perform action on systemd units ansible.builtin.include_role: name: rhel-system-roles.systemd vars: systemd_started_units: - <systemd_unit_1>.service systemd_stopped_units: - <systemd_unit_2>.service systemd_restarted_units: - <systemd_unit_3>.service systemd_reloaded_units: - <systemd_unit_4>.service systemd_enabled_units: - <systemd_unit_5>.service systemd_disabled_units: - <systemd_unit_6>.service systemd_masked_units: - <systemd_unit_7>.service systemd_unmasked_units: - <systemd_unit_8>.service
Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.systemd/README.md
ファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
関連情報
-
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.systemd/README.md
ファイル -
/usr/share/doc/rhel-system-roles/systemd/
ディレクトリー