17.4. metrics RHEL システムロールを使用して、ローカルマシンからマシン群を集中的に監視する
この手順では、メトリクス
システムロールを使用してローカルマシンを設定し、マシン群を一元的に監視するとともに、Grafana
によるデータの視覚化をプロビジョニングし、Redis
によりデータをクエリーする方法について説明します。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。 localhost
がコントロールノードのインベントリーファイルで設定されている。localhost ansible_connection=local
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。- name: Set up your local machine to centrally monitor a fleet of machines hosts: localhost roles: - rhel-system-roles.metrics vars: metrics_graph_service: yes metrics_query_service: yes metrics_retention_days: 10 metrics_monitored_hosts: ["database.example.com", "webserver.example.com"] metrics_manage_firewall: yes metrics_manage_selinux: yes
metrics_graph_service
およびmetrics_query_service
のブール値はvalue="yes"
に設定されているため、grafana
は、redis
にインデックス化されたpcp
データの記録のあるデータソースとして追加されたpcp
で自動的にインストールおよびプロビジョニングされます。これにより、pcp
クエリー言語をデータの複雑なクエリーに使用できます。metrics_manage_firewall
とmetrics_manage_selinux
は両方ともtrue
に設定されているため、metrics
ロールはfirewall
ロールとselinux
ロールを使用して、metrics
ロールが使用するポートを管理します。Playbook の構文を検証します。
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
検証
-
マシンによって一元的に収集されるメトリクスのグラフィック表示とデータのクエリーを行うには、Grafana Web UI へのアクセス で説明されているように
grafana
Web インターフェイスにアクセスします。
関連情報
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/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.metrics/README.md
ファイル -
/usr/share/doc/rhel-system-roles/metrics/
ディレクトリー