7.3. ファイアウォールポリシー


ファイアウォールポリシーは、ネットワークの望ましいセキュリティー状態を指定します。これらのポリシーは、さまざまなタイプのトラフィックに対して実行するルールとアクションの概要を示します。通常、ポリシーには次のタイプのトラフィックに対するルールが含まれます。

  • 着信トラフィック
  • 送信トラフィック
  • 転送トラフィック
  • 特定のサービスとアプリケーション
  • ネットワークアドレス変換 (NAT)

ファイアウォールポリシーは、ファイアウォールゾーンの概念を使用します。各ゾーンは、許可するトラフィックを決定する特定のファイアウォールルールのセットに関連付けられます。ポリシーは、ステートフルかつ一方向にファイアウォールルールを適用します。つまり、トラフィックの一方向のみを考慮します。firewalld のステートフルフィルタリングにより、トラフィックのリターンパスは暗黙的に許可されます。

ポリシーは、イングレスゾーンとエグレスゾーンに関連付けられます。イングレスゾーンは、トラフィックが発生する (受信される) 場所です。エグレスゾーンは、トラフィックが出る (送信される) 場所です。

ポリシーで定義されたファイアウォールのルールは、ファイアウォールゾーンを参照して、複数のネットワークインターフェイス全体に一貫した設定を適用できます。

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