3.5. initramfs でのマルチパスの設定
initramfs ファイルシステムでのマルチパスの設定は、特に冗長性と負荷分散が必要なシナリオにおいて、シームレスなストレージ機能を実現するのに不可欠です。この設定により、ブートプロセスの早い段階でマルチパスデバイスが利用可能になります。これは、ストレージ設定の整合性を維持し、潜在的な問題を防ぐうえで非常に重要です。
前提条件
- システムに DM Multipath が設定されている。
手順
マルチパス設定ファイルを使用して
initramfsファイルシステムを再構築します。# dracut --force --add multipath注記initramfsでマルチパスを使用し、その設定ファイルを変更する場合は、変更を反映するために必ずinitramfsを再構築してください。ルートデバイスがマルチパスを使用している場合、dracutコマンドは自動的にマルチパスモジュールをinitramfsに組み込みます。オプション:
initramfsのマルチパスが必要なくなった場合は、以下を実行します。マルチパス設定ファイルを削除します。
# rm /etc/dracut.conf.d/multipath.conf追加したマルチパス設定を使用して
initramfsを再構築します。# dracut --force --omit multipath
検証
マルチパス関連のファイルと設定が存在するかどうかを確認します。
# lsinitrd /path/to/initramfs.img -m | grep multipath
上記の検証手順により設定の成功を確認できますが、設定が期待どおりに機能することを確認するために、最終的なテスト起動を行うことを推奨します。
再起動したら、マルチパスデバイスが正しく認識されていることを確認します。
# multipath -ll