第21章 Web コンソールを使用したシン論理ボリュームの設定
シンプロビジョニングされた論理ボリュームを使用すると、実際に利用可能な物理ストレージよりも多くの領域を、指定したアプリケーションまたはサーバーに割り当てることができます。
詳細については、シンプロビジョニングされたスナップショットボリュームの作成 を参照してください。
前提条件
RHEL 9 Web コンソールがインストールされている。
詳細は、Web コンソールのインストール を参照してください。
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cockpit-storaged
パッケージがシステムにインストールされている。 - ボリュームグループの作成に使用する物理ドライブまたは他のタイプのストレージデバイスがシステムに接続されている。
21.1. Web コンソールでシンプロビジョニングボリュームのプールの作成
シンプロビジョニングされたボリューム用のプールを作成します。
前提条件
手順
- RHEL 9 Web コンソールにログインします。
- Storage をクリックします。
- Storage テーブルで、シンボリュームを作成するボリュームグループをクリックします。
- Logical volume group ページで、LVM2 logical volumes セクションまでスクロールし、 をクリックします。
- Name フィールドに、新しい論理ボリュームの名前を入力します。名前にスペースを含めないでください。
Pool for thinly provisioned volumes を選択します。
ドロップダウンメニューで、この設定では、ボリュームグループに含まれるすべてのドライブの容量の合計に等しい最大ボリュームサイズを持つ論理ボリュームを作成できます。
論理ボリュームのサイズを定義します。以下を検討してください。
- この論理ボリュームを使用するシステムに必要なスペースの量。
- 作成する論理ボリュームの数
領域をすべて使用する必要はありません。必要な場合は、後で論理ボリュームを大きくすることができます。
シンボリュームのプールが作成され、プールにシンボリュームを追加できるようになりました。