38.3.2. コンポーネントの設定
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コンポーネントを追加する場合は、Apache Camel Spring 設定ファイル (META-INF/spring/camel-context.xml) でコンポーネントを設定します。コンポーネントを見つけるために、コンポーネントの URI 接頭辞は Spring 設定の bean 要素の ID 属性と照合されます。コンポーネント接頭辞が bean 要素 ID と一致する場合、Apache Camel は参照されたクラスをインスタンス化し、Spring 設定に指定されたプロパティーを注入します。
このメカニズムは自動検出よりも優先されます。CamelContext が必須 ID で Spring Bean を見つけた場合は、自動検出を使用したコンポーネントの検索は行われません。
コンポーネントクラスで Bean プロパティーを定義します。 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンポーネントクラスに注入するプロパティーがある場合は、これを Bean プロパティーとして定義します。以下に例を示します。
getProperty() メソッドと setProperty() メソッドは、プロパティー の値にアクセスします。
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Spring でコンポーネントを設定するには、例38.1「Spring でのコンポーネントの設定」 にあるように設定ファイル META-INF/spring/camel-context.xml を編集します。
例38.1 Spring でのコンポーネントの設定
component-prefix の ID が付いた bean 要素は component-class-name コンポーネントを設定します。property 要素を使用して、プロパティーをコンポーネントインスタンスに注入することができます。たとえば、前述の例の property 要素は、コンポーネントで setProperty() を呼び出して、propertyValue の値を property プロパティーに注入します。
例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
例38.2「Spring JMS コンポーネントの設定」 は、ID が jms と等しい bean 要素を定義して Apache Camel の JMS コンポーネントを設定する方法の例を示しています。これらの設定は Spring 設定ファイル (camel-context.xml) に追加されます。
例38.2 Spring JMS コンポーネントの設定
- 1
CamelContextは、指定された Java パッケージ (org.apache.camel.example.spring) にあるRouteBuilderクラスを自動的にインスタンス化します。- 2
- ID
jmsの付いた bean 要素は、JMS コンポーネントを設定します。Bean ID は、コンポーネントの URI 接頭辞に対応します。たとえば、ルートが URI でエンドポイント (jms://MyQName) を指定する場合、Apache Camel はjmsbean 要素の設定を使用して JMS コンポーネントを自動的に読み込みます。 - 3
- JMS は、メッセージングサービスのラッパーです。
JmsComponentクラスにconnectionFactoryプロパティーを設定して、メッセージングシステムの具象実装を指定する必要があります。 - 4
- この例では、JMS メッセージングサービスの具象実装は Apache ActiveMQ です。
brokerURLプロパティーは、メッセージブローカーがローカルの Java 仮想マシン (JVM) に組み込まれている ActiveMQ ブローカーインスタンスへの接続を初期化します。ブローカーが JVM にない場合、ActiveMQ はオプションbroker.persistent=false(ブローカーはメッセージを永続化しない) およびbroker.useJmx=false(ブローカーは JMX ポートを開かない) でインスタンス化します。