5.4. RHN Bootstrap のオプション


RHN Bootstrap には、クライアントのブーストラップスクリプトを作成するための多くのコマンドラインオプションが用意されています。これらのオプションの説明は以下の表にありますが、コマンド rhn-bootstrap --help を実行するか、その man ページを表示することで、お使いの RHN Server にインストールされているツールのバージョンで確認できます。
表5.1 RHN Bootstrap のオプション
オプション 説明
-h--help ブートストラップスクリプトの生成を行なう場合に使用するオプション一覧と共にヘルプ画面を表示します。
--activation-keys=ACTIVATION_KEYS RHN Web サイトで定義されるアクティベーションキー。複数エントリーの場合は、スペースなしのコンマで区切ります。
--overrides=OVERRIDES 設定オーバーライドのファイル名。デフォルトは client-config-overrides.txt です。
--script=SCRIPT ブートストラップスクリプトのファイル名。デフォルトは bootstrap.sh です。
--hostname=HOSTNAME クライアントシステムの接続先となるサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。
--ssl-cert=SSL_CERT 組織の公開 SSL 証明書へのパス (パッケージまたは証明書そのもののいずれか)。--pub-tree オプションにコピーされます。値が "" の場合、--pub-tree の検索を強制します。
--gpg-key=GPG_KEY 組織の公開 GPG キーへのパス (使用されている場合)。--pub-tree オプションで指定された場所にコピーされます。
--http-proxy=HTTP_PROXY クライアントシステムの HTTP プロキシー設定 (hostname:port の形式)。値が "" の場合、この設定を無効にします。
--http-proxy-username=HTTP_PROXY_USERNAME HTTP プロキシの認証に使用する場合は、ユーザー名を指定します。値が "" の場合、この設定を無効にします。
--http-proxy-password=HTTP_PROXY_PASSWORD HTTP プロキシの認証に使用する場合はパスワードを指定します。
--allow-config-actions ブール値。このオプションを追加すると、RHN によるすべての設定アクションを許可するようにシステムが設定されます。これには、特定の rhncfg-* パッケージのインストールが必要です (通常は、アクティベーションキーを使用)。
--allow-remote-commands ブール値。このオプションを追加すると、RHN 経由の任意のリモートコマンドを許可するようにシステムが設定されます。これには、特定の rhncfg-* パッケージのインストールが必要です (通常は、アクティベーションキーを使用)。
--no-ssl 推奨されません: ブール値。このオプションを追加すると、クライアントシステムで SSL がオフになります。
--no-gpg 推奨されません: ブール値。このオプションを追加すると、クライアントシステムで GPG の確認がオフになります。
--no-up2date 推奨されません: ブール値。このオプションを追加した場合、システムのブートストラップが完了すると、up2date が実行されなくなります。
--pub-tree=PUB_TREE 変更は推奨されません: CA SSL 証明書とパッケージが配置される公開ディレクトリーツリー (ブートストラップのディレクトリーおよびスクリプト)。デフォルトは /var/www/html/pub/です。
--force 推奨されません: ブール値。このオプションを追加すると、警告があってもブートストラップスクリプトの生成を強制します。
-v--verbose 詳細なメッセージを表示します。累積的な設定: -vvv を指定すると、非常に詳細なメッセージが表示されます。
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