2.2.2. --configure オプションの使用


Red Hat Enterprise Linux に同梱されている Red Hat Network Registration ClientRed Hat Update Agent は、どちらもさまざまな設定を定義するためのインターフェイスを提供します。これらの設定の完全なリストについては、『RHN Management Reference Guide』でそれぞれのアプリケーションの章を参照してください。
それぞれのアプリケーションには、設定用のグラフィカルユーザーインターフェイス (GUI) が用意されていて、RHN Proxy Server または RHN Satellite Server に必要な設定を変更できます。GUI を使用するには、クライアントシステムが X Window System を実行している必要があります。GUI 設定インターフェイスを起動するコマンドは、以下のようになります。
application_filename --configure 
Red Hat Update Agent を再設定するには、root として以下のコマンドを実行します。
 up2date --configure 
再設定するさまざまな設定が含まれるダイアログボックスが表示されます。General タブの Select a Red Hat Network Server to use で、デフォルト値を RHN Satellite Server または RHN Proxy Server の完全修飾ドメイン名 (FQDN) に置き換えます (例: https://your_proxy_or_sat.your_domain.com/XMLRPC)。最後の /XMLRPC を残します。完了したら、OK をクリックします。

図2.1 Red Hat Update Agent GUI の設定

Red Hat Update Agent GUI の設定
RHN Satellite Server または RHN Proxy Server のドメイン名を正しく入力するようにしてください。間違ったドメインを入力したり、フィールドを空白のままにしたりすると、up2date --configure が起動しない可能性があります。ただし、これは、up2date 設定ファイルの値を編集することで解決できます。正確な手順については、「設定ファイルの手動更新」を参照してください。
警告
Red Hat Enterprise Linux 3 以降を実行しているシステムの場合、Red Hat Update Agent に登録機能が組み込まれているため、Red Hat Network Registration Client をインストールしないでください。Red Hat Enterprise Linux 2.1 (および 8.0 より前のバージョンの Red Hat Linux) を実行しているシステムの場合は、Red Hat Network Registration Client および Red Hat Update Agent を再設定して使用する必要があります。
Red Hat Network Registration Client を再設定するには、ほぼ同じステップのセットを実行します。root で以下のコマンドを実行します。
 /usr/bin/rhn_register --configure 
再設定する基本的な設定が含まれるダイアログボックスが表示されます。Select a Red Hat Network server to use で、デフォルト値を RHN Satellite Server または RHN Proxy Server の完全修飾ドメイン名 (FQDN) に置き換えます (例: https://your_proxy_or_sat.your_domain.com/XMLRPC)。最後の /XMLRPC を残します。完了したら、OK をクリックします。

図2.2 Red Hat Network Registration Client GUI の設定

Red Hat Network Registration Client GUI の設定
お使いのバージョンの rhn_register ではサーバーフィールドが表示されず、それ以降のバージョンにアップグレードできない場合は、RHN Satellite Server または RHN Proxy Server のドメイン名を rhn_register 設定ファイルに直接入力できます。正確な手順については、「設定ファイルの手動更新」を参照してください。
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