4.8. リビジョンタイムアウトの設定


リビジョンのタイムアウト期間をグローバルまたは個別に設定して、リクエストに費やされる時間を制御できます。

4.8.1. リビジョンタイムアウトの設定

リクエストに基づいて、リビジョンタイムアウトのデフォルトの秒数を設定できます。

前提条件

  • OpenShift Serverless Operator および Knative Serving がインストールされている。
  • OpenShift Container Platform に対するクラスター管理者権限があるか、Red Hat OpenShift Service on AWS または OpenShift Dedicated に対するクラスター管理者権限または専用管理者権限を持っている。

手順

  • リビジョンタイムアウトを設定するには、適切な方法を選択します。

    • リビジョンタイムアウトをグローバルに設定するには、KnativeServing カスタムリソース (CR) の revision-timeout-seconds フィールドを設定します。

      apiVersion: operator.knative.dev/v1beta1
      kind: KnativeServing
      metadata:
        name: knative-serving
        namespace: knative-serving
      spec:
        config:
          defaults:
            revision-timeout-seconds: "300"
    • サービス定義の timeoutSeconds フィールドを設定して、リビジョンごとにタイムアウトを設定するには、次の手順を実行します。

      apiVersion: serving.knative.dev/v1
      kind: Service
      metadata:
        namespace: my-ns
      spec:
        template:
          spec:
            timeoutSeconds: 300
            containers:
            - image: ghcr.io/knative/helloworld-go:latest

4.8.2. 最大リビジョンタイムアウトの設定

最大リビジョンタイムアウトを設定することで、リビジョンが特定の制限を超えないようにすることができます。

前提条件

  • OpenShift Serverless Operator および Knative Serving がインストールされている。
  • OpenShift Container Platform に対するクラスター管理者権限があるか、Red Hat OpenShift Service on AWS または OpenShift Dedicated に対するクラスター管理者権限または専用管理者権限を持っている。

手順

  • 最大リビジョンタイムアウトを設定するには、KnativeServing カスタムリソース (CR) の max-revision-timeout-seconds フィールドを設定します。

    If this value is increased, the activator `terminationGracePeriodSeconds` should also be increased to prevent in-flight requests being disrupted.
    apiVersion: operator.knative.dev/v1beta1
    kind: KnativeServing
    metadata:
      name: knative-serving
      namespace: knative-serving
    spec:
      config:
        defaults:
          max-revision-timeout-seconds: "600"
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.