第13章 net-kourier のバーストと QPS の設定
1 秒あたりのクエリー数 (QPS) とバースト値によって、API サーバーへのリクエストまたは API 呼び出しの頻度が決まります。
13.1. net-kourier のバースト値と QPS 値の設定
1 秒あたりのクエリー数 (QPS) の値によって、API サーバーに送信されるクライアントリクエストまたは API 呼び出しの数が決まります。
バースト値によって、処理のために保存できるクライアントからのリクエストの数が決まります。このバッファーを超えるリクエストはドロップされます。これは、バースト性が高く、要求が時間内に均一に分散されないコントローラーに役立ちます。
net-kourier-controller
が再起動すると、クラスターにデプロイされたすべての ingress
リソースが解析されるため、かなりの数の API 呼び出しが発生します。このため、net-kourier-controller
の起動に時間がかかることがあります。
KnativeServing CR で net-kourier-controller
の QPS およびバースト値を調整できます。
KnativeServing CR の例
apiVersion: operator.knative.dev/v1beta1 kind: KnativeServing metadata: name: knative-serving namespace: knative-serving spec: workloads: - name: net-kourier-controller env: - container: controller envVars: - name: KUBE_API_BURST value: "200" 1 - name: KUBE_API_QPS value: "200" 2