2.6. OpenStack Networking


本項には、Networking サービスの最も重要な新機能について説明します。
分散仮想ルーティング (DVR) の完全なサポート
DVR は Red Hat OpenStack Platform 10 で完全にサポートされるようになりました。ユーザーは集中ルーティング (デフォルト) と DVR のいずれかを選択することができます。DVR の場合には、ルーティング機能は各コンピュートノードによって管理されます。
ドキュメントを参照して、自分の要件とネットワークアーキテクチャー全体には集中ルーティングと DVR のどちらがより適切かを検討した上で、慎重に計画することを推奨します。
DSCP マーキング
Open vSwitch は、RFC 2474 の定義に従って、DSCP マークをアウトバウンドのネットワークトラフィックに追加できるようになりました。
director の統合における NFV データパスの機能拡張
Red Hat OpenStack Platform 10 では、VF パススルーに加えて、SR-IOV PF パススルー (vnic_type=direct-physical を使用) のサポートが追加されました。SR-IOV のデプロイメントは、director を使用して自動化できるようになりました。また、OVS-DPDK 2.5 が完全にサポートされ、director に統合されました。

警告

Open vSwitch (OVS) 2.4.0 を OVS 2.5.0 にアップグレードせずに Red Hat Enterprise Linux 7.3 カーネルへのアップグレードを実行しないようにしてください。カーネルのみがアップグレードされると、OVS は機能しなくなります。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.