3.4. オーバークラウドでの Ironic イントロスペクションの有効化
オーバークラウドの Bare Metal イントロスペクションを有効にするには、ironic.yaml
環境ファイルおよび ironic-inspector.yaml
環境ファイルの両方をデプロイコマンドに追加します。これらのファイルは、/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/services
ディレクトリーにあります。以下の例を使用して、実際の環境に対応する ironic インスペクターの設定の詳細情報を追加します。
parameter_defaults: IronicInspectorSubnets: - ip_range: 192.168.101.201,192.168.101.250 IPAImageURLs: '["http://192.168.24.1:8088/agent.kernel", "http://192.168.24.1:8088/agent.ramdisk"]' IronicInspectorInterface: 'br-baremetal'
IronicInspectorSubnets
このパラメーターには複数の IP 範囲を含めることができ、スパインおよびリーフの両方に使用することができます。
IPAImageURLs
このパラメーターには、IPA カーネルおよび ramdisk に関する詳細が含まれます。多くの場合、アンダークラウドで使用するイメージと同じものを使用することができます。このパラメーターを省略する場合には、各コントローラーに代わりの URL を設定してください。
IronicInspectorInterface
このパラメーターを使用して、ベアメタルのネットワークインターフェースを指定します。
コンポーザブル Ironic ロールまたは IronicConductor ロールを使用する場合には、ロールファイルの Ironic ロールに IronicInspector
サービスを含める必要があります。
ServicesDefault: OS::TripleO::Services::IronicInspector