8.3. networking-ansible 用の Openstack Bare Metal (ironic) の要件
networking-ansible
ドライバーは、Openstack Bare Metal (ironic) サービスと統合します。正常に統合するためには、以下の推奨事項に従ってオーバークラウドに ironic サービスをデプロイします。
オーバークラウドには、プロビジョニングネットワークが必要です。以下のいずれかのオプションを使用します。
- Ironic サービス用のブリッジネットワーク。
- Ironic サービス用のカスタムコンポーザブルネットワーク。
プロビジョニングネットワークのその他の設定例については、「3章Bare Metal サービスを有効にしたオーバークラウドのデプロイ」を参照してください。
オーバークラウドには、プロビジョニングプロセスの後に使用するベアメタルシステム用のテナントネットワークが必要です。本ガイドの例では、
br-baremetal
という名前のブリッジにマッピングされた、デフォルトのbaremetal
ネットワークを使用します。このネットワークには、VLAN ID の範囲も必要です。以下の Heat パラメーターセットは、本ガイドの例に合わせてこれらの値を設定します。parameter_defaults: NeutronNetworkVLANRanges: baremetal:1200:1299 NeutronFlatNetworks: datacentre,baremetal NeutronBridgeMappings: datacentre:br-ex,baremetal:br-baremetal
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オーバークラウドはイントロスペクションサービスを使用して、特定のハードウェア情報を自動的に識別し、他のサービスで使用できるようマッピングします。マッピングしたインターフェースとポート間の詳細情報を
networking-ansible
が使用できるように、ironic イントロスペクションサービスを有効にすることを推奨します。このタスクは手動で行うこともできます。
OpenStack Bare Metal (ironic) のデプロイについての詳しい情報は、「3章Bare Metal サービスを有効にしたオーバークラウドのデプロイ」を参照してください。