4.5. 複数のクラウドの設定
Service Telemetry Framework (STF) の単一インスタンスをターゲットにするように複数の Red Hat OpenStack Platform クラウドを設定できます。
- 各クラウドで使用する AMQP アドレスのプレフィックスを計画します。詳細は、「「AMQP アドレスプレフィックスの計画」」を参照してください。
- メトリクスとイベントのコンシューマーである Smart Gateway を各クラウドに配備し、対応するアドレスプレフィックスをリッスンします。詳細は、「「Smart Gateway の導入」」を参照してください。
- 各クラウドがメトリクスやイベントを正しいアドレスで STF に送信するように設定します。詳細は、「「OpenStack 環境ファイルの作成」」を参照してください。
図4.1 STF に接続する Red Hat OpenStack Platform クラウド 2 つ
4.5.1. AMQP アドレスプレフィックスの計画
デフォルトでは、Red Hat OpenStack Platform ノードは、collectd および Ceilometer の 2 つのデータコレクターを使用してデータを受信します。これらのコンポーネントは、Telemetry データまたは通知をそれぞれの AMQP アドレス (例: collectd/telemetry
) に送信します。ここで、STF Smart Gateway はこれらのアドレスをリッスンしてデータを監視します。
複数のクラウドをサポートし、どのクラウドが監視データを生成したかを識別するために、各クラウドがデータを固有のアドレスに送信するように設定します。クラウド識別子の接頭辞をアドレスの 2 番目の部分に追加します。以下のリストは、アドレスと識別子の例です。
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collectd/cloud1-telemetry
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collectd/cloud1-notify
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anycast/ceilometer/cloud1-event.sample
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collectd/cloud2-telemetry
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collectd/cloud2-notify
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anycast/ceilometer/cloud2-event.sample
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collectd/us-east-1-telemetry
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collectd/us-west-3-telemetry