4.4. ダッシュボード
サードパーティーアプリケーション Grafana を使用して、collectd が収集した個別のホストノードに関するシステムレベルのメトリクスを可視化します。collectd の設定に関する詳細は、「Service Telemetry Framework 向けの Red Hat OpenStack Platform オーバークラウドの設定」 を参照してください。
4.4.1. ダッシュボードをホストする Grafana の設定
Grafana はデフォルトの Service Telemetry Framework (STF) のデプロイメントに含まれていないため、Operator Hub.io から Grafana Operator をデプロイする必要があります。
手順
- Red Hat OpenShift Container Platform にログインします。
service-telemetry
namespace に切り替えます。oc project service-telemetry
ダッシュボードリポジトリーのクローンを作成します。
git clone https://github.com/infrawatch/dashboards cd dashboards
Grafana オペレーターをデプロイします。
oc create -f deploy/subscription.yaml
Operator が正常に起動したことを確認するには、
oc get csv
コマンドを実行します。PHASE 列の値が Succeeded の場合、Operator は正常に起動します。$ oc get csv NAME DISPLAY VERSION REPLACES PHASE grafana-operator.v3.2.0 Grafana Operator 3.2.0 Succeeded ...
Grafana インスタンスを起動します。
$ oc create -f deploy/grafana.yaml
Grafana インスタンスがデプロイされたことを確認します。
$ oc get pod -l app=grafana NAME READY STATUS RESTARTS AGE grafana-deployment-7fc7848b56-sbkhv 1/1 Running 0 1m
データソースおよびダッシュボードリソースを作成します。
oc create -f deploy/datasource.yaml \ -f deploy/rhos-dashboard.yaml
リソースが正しくインストールされたことを確認します。
$ oc get grafanadashboards NAME AGE rhos-dashboard 7d21h $ oc get grafanadatasources NAME AGE service-telemetry-grafanadatasource 1m
Web ブラウザーで、https://<grafana-route-address> に移動します。
oc get routes
コマンドを使用して、Grafana ルートアドレスを取得します。oc get routes
- ダッシュボードを表示するには、Dashboards および Manage をクリックします。
関連情報
- OperatorHub.io カタログソースの有効化に関する詳細は、「OperatorHub.io Community Catalog Source の有効化」 を参照してください。
4.4.1.1. クエリーの表示および編集
手順
-
Red Hat OpenShift Container Platform にログインします。クエリーを表示し、編集するには、
admin
ユーザーとしてログインします。 service-telemetry
namespace に切り替えます。oc project service-telemetry
デフォルトのユーザー名とパスワードを取得するには、
oc describe
を使用して Grafana オブジェクトを記述します。oc describe grafana service-telemetry-grafana