1.4. DNS サービスの一般的なデプロイメントシナリオ
ユーザーが、zone1.cloud.example.com と zone2.cloud.example.com の 2 つのゾーンを作成し、DNS サービスが DNS ネームサーバーに新しい Start of Authority (SOA) レコードと新しいネームサーバー (NS) レコードをそれぞれ追加します。
ユーザーは、Red Hat OpenStack Services on OpenShift (RHOSO) Networking サービス (neutron) を使用し、プライベートネットワークを作成して zone1 に関連付け、パブリックネットワークを作成して zone2 に関連付けます。
最後に、ユーザーは仮想マシンインスタンスをプライベートネットワークに接続し、Floating IP をアタッチします。ユーザーは 2 番目のインスタンスをパブリックネットワークに直接接続します。これらの接続により、ネットワークサービスは、ユーザーに代わってレコードを作成するように DNS サービスに要求します。DNS サービスは、インスタンス名を権威ネームサーバーのドメインにマッピングし、PTR レコードを作成してリバースルックアップを有効にします。
図1.4 一般的な DNS サービスのデプロイメント
| 1 | RHOSO Networking サービスでは、ドメインと名前を Floating IP、ポート、およびネットワークに関連付けることができます。RHOSO Networking サービスは、ポートの作成および破棄時に、Designate API を使用してレコードを管理します。 |
| 2 | Designate の Worker は、ゾーン情報を更新するようにネームサーバーに指示します。 |
| 3 | ネームサーバーは、Mini DNS から更新されたゾーン情報を要求します。 |
| 4 | ネームサーバーは、正引きレコードと逆引きレコードの両方を作成します。 |