4.3. DNS とポートの統合


Networking サービス (neutron) と DNS サービス (設計) 間の統合により、ポートの作成時には常に DNS レコードセットを自動的に追加できます。

前提条件

  • 管理者がプロジェクトを作成し、管理者からクラウドにアクセスするための clouds.yaml ファイルが提供されている。
  • python-openstackclient パッケージがワークステーション上に存在する。

    $ dnf list installed python-openstackclient
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  • クラウド管理者が、DNS 対応のポートの作成時に使用するために必要なネットワークを用意する。

手順

  1. システムの OS_CLOUD 変数がクラウドに設定されていることを確認します。

    $ echo $OS_CLOUD
    my_cloud
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    必要に応じて変数をリセットします。

    $ export OS_CLOUD=my_other_cloud
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    代わりに、openstack コマンドを実行するたびに --os-cloud <cloud_name> オプションを追加してクラウド名を指定することもできます。

  2. クラウド管理者が提供したゾーンおよびネットワークを使用して、ポートを作成します。

    以下の例では、クラウドユーザーは、example-network ネットワークに、DNS 名に example-port を指定してポート my-port を作成します。

    $ openstack port create --network example-network \
    --dns-name example-port \
    my-port
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検証

  • 作成したポートのレコードが DNS サービスに存在することを確認します。

    この例では、DNS サービスは example.com. ゾーンに対してクエリーされます。

    $ openstack recordset list --type A example.com.
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    出力例

    +---------------+---------------------------+------+-------------+--------+--------+
    | id            | name                      | type | records     | status | action |
    +---------------+---------------------------+------+-------------+--------+--------+
    | 9ebbe94f-2442 | example-port.example.com. | A    | 192.0.2.149 | ACTIVE | NONE   |
    | -4bb8-9cfa-6d |                           |      |             |        |        |
    | ca1daba73f    |                           |      |             |        |        |
    +---------------+---------------------------+------+-------------+--------+--------+
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