5.2. 外部データベース用のホストの準備
新しくプロビジョニングされたシステムに最新の Red Hat Enterprise Linux 8 をインストールして、外部データベースをホストします。
Red Hat Enterprise Linux のサブスクリプションでは、外部データベースと Satellite を併用する場合に、正しいサービスレベルアグリーメントが提供されません。外部データベースに使用するベースオペレーティングシステムにも、Satellite サブスクリプションをアタッチする必要があります。
前提条件
- 準備されたホストは、Satellite の ストレージ 要件 を満たしている必要 があります。
手順
- Satellite インフラストラクチャーサブスクリプションのアタッチ の 手順に従い、サーバーに Satellite サブスクリプションをアタッチします。
すべてのリポジトリーを無効にし、以下のリポジトリーのみを有効にします。
# subscription-manager repos --disable '*' # subscription-manager repos \ --enable=satellite-6.15-for-rhel-8-x86_64-rpms \ --enable=satellite-maintenance-6.15-for-rhel-8-x86_64-rpms \ --enable=rhel-8-for-x86_64-baseos-rpms \ --enable=rhel-8-for-x86_64-appstream-rpms
次のモジュールを有効にします。
# dnf module enable satellite:el8
注記モジュール
satellite:el8
を有効にすると、postgresql:10
およびruby:2.5
との競合について警告が表示されます。これは、これらのモジュールが Red Hat Enterprise Linux 8 でデフォルトのモジュールバージョンに設定されているためです。モジュールsatellite:el8
には、モジュールpostgresql:12
およびruby:2.7
への依存関係があり、satellite:el8
モジュールで有効になります。これらの警告はインストールプロセスの失敗の原因にはならないため、安全に無視できます。Red Hat Enterprise Linux 8 のモジュールとライフサイクルストリームの詳細は、Red Hat Enterprise Linux Application Streams のライフサイクル を参照してください。