13.2. Capsule Server の名前の変更
Capsule Server のホスト名は、Satellite Server のコンポーネントおよび Capsule Server に登録されている全ホストが参照しています。この手順により、Capsule Server の名前変更に加えて、新しいホスト名へのすべての参照も更新されます。
Capsule Server ホストの名前を変更すると、そのホスト上のすべての Satellite サービスがシャットダウンされます。名前変更が完了すると、サービスが再起動されます。
前提条件
- 名前を変更する前に、Capsule Server をバックアップしてください。名前の変更に失敗した場合は、バックアップから復元してください。詳細は、11章Satellite Server および Capsule Server のバックアップ を参照してください。
Capsule Server で
hostname
およびhostname -f
コマンドを実行します。どちらのコマンドも Capsule Server の FQDN を返さない場合、satellite-change-hostname
スクリプトは完了できません。hostname
コマンドが FQDN ではなく Capsule Server のショートネームを返す場合、satellite-change-hostname
スクリプトを使用する前に、hostnamectl set-hostname My_Old_FQDN
を使用して古い FQDN を正しく設定する必要があります。
手順
Satellite Server で、Capsule Server 用の新しい証明書アーカイブファイルを生成します。
デフォルトの SSL 証明書を使用している場合は、デフォルトの SSL 証明書を再生成します。
# capsule-certs-generate \ --certs-tar /root/new-capsule.example.com-certs.tar \ --foreman-proxy-fqdn new-capsule.example.com
.tar
ファイルへの完全パスを必ず入力してください。- カスタムの SSL 証明書を使用している場合は、Capsule Server 用の新しい SSL 証明書を作成します。詳細は、Capsule Server の インストール の カスタム SSL 証明書を使用した Capsule Server の設定 を参照してください。
Satellite Server で、証明書アーカイブファイルを Capsule Server にコピーします。たとえば、アーカイブファイルを
root
ユーザーのホームディレクトリーにコピーするには、次のようにします。# scp /root/new-capsule.example.com-certs.tar root@capsule.example.com:
Capsule Server で、
satellite-change-hostname
スクリプトを実行し、ホストの新しい名前、Satellite 認証情報、および証明書アーカイブファイル名を指定します。# satellite-change-hostname new-capsule.example.com \ --certs-tar /root/new-capsule.example.com-certs.tar \ --password My_Password \ --username My_Username
.tar
ファイルへの完全パスを必ず入力してください。-
Capsule Server 用のカスタム証明書を作成した場合は、前のステップで
capsule-certs-generate
コマンドが返したsatellite-installer
コマンドを入力して、証明書を Capsule Server にデプロイします。詳細は、Capsule Server の インストール の カスタムの SSL 証明書の Capsule Server へのデプロイ を 参照してください。 Capsule Server に登録されているすべてのホストで、次のコマンドを入力してブートストラップ RPM を再インストールし、クライアントを再登録して、サブスクリプションを更新します。
この手順は、リモート実行機能を使用して実行できます。詳細は、ホストの管理 の リモートジョブ の設定とセットアップ を 参照してください。
# dnf remove katello-ca-consumer* # dnf install http://new-capsule.example.com/pub/katello-ca-consumer-latest.noarch.rpm # subscription-manager register \ --environment="My_Lifecycle_Environment" \ --force \ --org="My_Organization" # subscription-manager refresh
Satellite Web UI で Capsule のホスト名を更新します。
- Satellite Web UI で、Infrastructure > Capsules に移動します。
- リストで Capsule Server を見つけて、Edit をクリックします。
- 名前 と URL フィールドが Capsule Server の新規ホスト名に一致するように変更して、送信 をクリックします。
- DNS サーバーで、Capsule Server の新しいホスト名のレコードを追加し、以前のホスト名のレコードを削除します。