第14章 Satellite のホストステータス
Satellite では、各ホストには、注意が必要なホストを示すグローバルステータスがあります。各ホストには、特定の機能のステータスを表すサブステータスもあります。サブステータスが変更されると、グローバルステータスが再計算され、すべてのサブステータスのステータスによって結果が決定されます。
14.1. ホストのグローバルステータスの概要
グローバルステータスは、特定のホストの全体的なステータスを表します。ステータスの値としては、OK、Warning、Error の 3 つがあります。グローバルステータスは、ホストの概要ページで確認できます。ステータスについては、ホスト名の横に小さなアイコンがステータスに対応する色で表示されます。アイコンにカーソルを合わせると、サブステータス情報を含むツールチップが表示され、詳細をすばやく確認できます。ホストのグローバルステータスを表示するには、Satellite Web UI で、Hosts > All Hosts に移動します。
- OK
- サブステータスで報告されているエラーはありません。このステータスは緑色で強調表示されます。
- Warning
- エラーは検出されませんでしたが、一部のサブステータスで警告が発生しました。たとえば、ホストがレポートを送信するように設定されているにもかかわらず、ホストの設定管理レポートがありません。警告を調査して、デプロイメントが正常に保たれていることを確認することを推奨します。このステータスは黄色で強調表示されます。
- Error
- 一部のサブステータスで失敗が報告されています。たとえば、実行に失敗したリソースが含まれています。このステータスは赤色で強調表示されます。
検索構文
ステータスに基づきホストを検索する場合は、Red Hat Satellite の管理 の 検索とブックマーク で概説されている Satellite での検索の構文を使用してから、以下のステータス関連の例を使用して検索を構築します。
OK ステータスのホストを検索する場合:
global_status = ok
注意すべきホストを検索する場合:
global_status = error or global_status = warning