第7章 Red Hat Image Builder イメージからプロビジョニングする Satellite の設定
Satellite では、RHEL Web コンソールとの統合を有効にして、アクションを実行したり、ホストを監視したりできます。RHEL Web コンソールを使用すると、Red Hat Image Builder にアクセスしてイメージを構築し、それを HTTP サーバーにアップロードして、このイメージを使用してホストをプロビジョニングできます。イメージのプロビジョニング用に Satellite を設定すると、Anaconda インストーラーがディスクをパーティションに分割し、イメージをダウンロードしてマウントし、ファイルをホストにコピーします。推奨されるイメージタイプは TAR です。
TAR イメージをビルドするためのブループリントにカーネルパッケージが含まれていることを確認してください。
RHEL Web コンソールと Satellite の統合に関する詳細は、ホストの管理 の RHEL Web コンソールを使用したホストの管理と監視 を参照してください。
前提条件
- Red Hat Image Builder を使用して作成された既存の TAR イメージ。
手順
- Satellite で、カスタムの製品を作成し、カスタムのファイルリポジトリーをこの製品に追加して、イメージをリポジトリーにアップロードします。詳細は、コンテンツの管理 の 個別の ISO イメージとファイルのインポート を参照してください。
- Satellite Web UI で、Configure > Host Groups に移動し、使用するホストグループを選択します。
- Parameters タブをクリックしてから、Add Parameter をクリックします。
-
Name フィールドで、
kickstart_liveimg
を入力します。 - Type リストから string を選択します。
-
Value フィールドに、イメージの保存先を参照する相対パスまたは絶対パスを
custom/product/repository/image_name
の形式で入力します。 - Submit をクリックして変更を保存します。
このイメージは、ベアメタルプロビジョニングや、コンピュートリソースを使用したプロビジョニングに使用できます。ベアメタルプロビジョニングの詳細は、4章PXE を使用したホストのプロビジョニング を参照してください。異なるコンピュートリソースを使用したプロビジョニングの詳細は、使用するコンピュートリソースに関する章を参照してください。