第16章 パッケージモードとイメージモードのホスト


イメージモードでは、開発、運用、ソリューションプロバイダーが同じコンテナーネイティブツールとテクニックを使用してアプリケーションと基盤となるオペレーティングシステムの両方を管理できるため、企業の運用が簡素化されます。Satellite は、パッケージモードに加えて、ホストのイメージモードもサポートします。

16.1. ホストのイメージモードの概要

Satellite は、サブスクリプションマネージャーを通じて bootc ステータスからコンテナーイメージを報告するシステムとしてイメージモードホストを識別します。その他すべてのホストはパッケージモードホストとして分類されます。

イメージモードでは、ユーザーはパッケージをインストールおよび管理できますが、制限があります。ジョブテンプレートは、bootc usr-overlay コマンドを実行するか、dnf --transient フラグを使用して、パッケージが正しくインストールされていることを確認します。イメージモードホストにインストールされたパッケージは一時的なものであり、再起動後に消えます。このような理由から、デバッグ目的や、場合によっては重要なセキュリティーパッチを適用する場合を除き、パッケージのインストールは一般的に推奨されません。イメージモードホストで新しいパッケージが必要な場合は、必要なパッケージが含まれる新しいコンテナーイメージをビルドすることを検討してください。イメージモードホストをこのイメージにアップグレードすると、新しいパッケージが永続的にインストールされます。

All Hosts ページでは、モードインジケーターを含む Type 列を表示できます。この列はデフォルトで無効になっています。

イメージモードホストには、ブートステータスを反映する追加のフィールドが含まれます。これらのフィールドは、さまざまなシナリオで使用されるコンテナーイメージを追跡します。

  • Booted Image & Digest: ホストが現在使用しているコンテナーイメージを示します。
  • Staged Image & Digest: 次回の再起動後にホストが使用するコンテナーイメージを示します。
  • Available Image & Digest: bootc upgrade --check を実行してキャッシュされたコンテナーイメージを表します。
  • Rollback Image & Digest: Bootc rollback が適用された場合、次に再起動した後に、ホストがロールバックするコンテナーイメージを表します。
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