9.7. 最小限のデータ収集の設定


Red Hat に送信されるデータを制限する場合は、最小限のレポートを使用するように Satellite を設定できます。最小限のレポートを使用すると、アクティブなままのサブスクリプションサービスに送信されるシステムデータの量を制限できます。

その他の Red Hat Lightspeed サービスは、インストールされたパッケージデータを必要とするため無効になっていますが、最小限のレポートにこのデータは含まれません。レポートは、深夜の同期サイクル中に毎日処理されます。

最小限のレポートでは、ホスト名、IP アドレス、インストールされたパッケージも除外されます。したがって、難読化および除外設定は適用されません。

Analytics data collection に切り替えると、Satellite はデフォルトで次の設定を有効にします。

  • ホスト名の難読化
  • ホストの ipv4 アドレスの難読化
  • インストールされたパッケージを除外

これらの設定を確認して調整し、Satellite が共有するデータを制御します。

前提条件

  • ユーザーアカウントに、edit_settings 権限を持つロールがある。
  • 最小限のレポートに切り替える前に、Red Hat Lightspeed インベントリー内の既存のデータを必ず削除してください。システムの既存データを削除するには、Red Hat Hybrid Cloud Console で Inventory > Systems に移動し、システムを選択して Delete をクリックします。
  • 組織とロケーションを選択した。

手順

  1. Satellite Web UI で、Red Hat Lightspeed > Inventory Upload に移動します。
  2. Settings の下のドロップダウンメニューから Minimal data collection 設定を選択します。
  3. このオプションを選択すると、Satellite は Administer > SettingsRed Hat Lightspeed タブで対応する設定も更新します。
  4. Generate and upload report ボタンをクリックして新しいインベントリーレポートを作成し、Red Hat Hybrid Cloud Console に送信します。

例9.1 最小限のレポートで収集されたデータの例

{
  "report_slice_id": "de92044d-9d77-4895-83c4-a476f5020519",
  "hosts": [
    {
      "account": "123456789",
      "subscription_manager_id": "9fc621b9-08c3-4085-a749-bfed38c3052e",
      "insights_id": "9fc621b9-08c3-4085-a749-bfed38c3052e",
      "bios_uuid": "203F234F-58C7-4237-8DDF-A17A2838A66C",
      "bios_vendor": "SeaBIOS",
      "bios_version": "1.16.1-1.el9",
      "arch": "x86_64",
      "infrastructure_type": "virtual",
      "system_profile": {
        "installed_products": [
          {
            "name": "Red Hat Enterprise Linux for x86_64",
            "id": "479"
          }
        ],
        "cores_per_socket": 1,
        "system_memory_bytes": 3836579840,
        "number_of_cpus": 1,
        "number_of_sockets": 1
      },
      "cpu_socket(s)": "1"
    }
  ]
}
Copy to Clipboard Toggle word wrap
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat