第49章 ZookeeperClusterSpec スキーマリファレンス


KafkaSpec で使用

ZookeeperClusterSpec スキーマプロパティーの全リスト

ZooKeeper クラスターを設定します。

config プロパティーは、リソースの全体的な設定の一部です。config プロパティーを使用して、ZooKeeper のオプションをキーとして設定します。

ZooKeeper の設定例

apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta2
kind: Kafka
spec:
  kafka:
    # ...
  zookeeper:
    # ...
    config:
      autopurge.snapRetainCount: 3
      autopurge.purgeInterval: 2
    # ...
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値は以下の JSON タイプのいずれかになります。

  • 文字列
  • 数値
  • ブール値

例外

ZooKeeper のドキュメント に記載されているオプションを指定および設定できます。

ただし、次の項目に関連するオプションの設定と管理は、Streams for Apache Kafka が行います。これらは変更できません。

  • セキュリティー (暗号化、認証、および認可)
  • リスナーの設定
  • データディレクトリーの設定
  • ZooKeeper クラスターの構成

次の接頭辞を持つプロパティーは設定できません。

  • 4lw.commands.whitelist
  • authProvider
  • clientPort
  • dataDir
  • dataLogDir
  • quorum.auth
  • reconfigEnabled
  • requireClientAuthScheme
  • secureClientPort
  • server.
  • snapshot.trust.empty
  • standaloneEnabled
  • serverCnxnFactory
  • ssl.
  • sslQuorum

config プロパティーに変更できないオプションが含まれている場合、そのオプションは無視され、警告メッセージが Cluster Operator ログファイルに記録されます。サポートされているその他のすべてのオプションは、Streams for Apache Kafka によって設定されたオプションの次の例外も含め、ZooKeeper に転送されます。

49.1. Logging

ZooKeeper には設定可能なロガーがあります。

  • zookeeper.root.logger

ZooKeeper は、Apachelog4j のロガー実装を使用しています。

logging プロパティーを使用してロガーおよびロガーレベルを設定します。

ログレベルを設定するには、ロガーとレベルを直接指定 (インライン) するか、カスタム (外部) ConfigMap を使用します。ConfigMap を使用する場合、logging.valueFrom.configMapKeyRef.name プロパティーを外部ロギング設定が含まれる ConfigMap の名前に設定します。ConfigMap 内では、ロギング設定は log4j.properties を使用して記述されます。logging.valueFrom.configMapKeyRef.name および logging.valueFrom.configMapKeyRef.key プロパティーはいずれも必須です。Cluster Operator の実行時に、指定された正確なロギング設定を使用する ConfigMap がカスタムリソースを使用して作成され、その後は調整のたびに再作成されます。カスタム ConfigMap を指定しない場合、デフォルトのロギング設定が使用されます。特定のロガー値が設定されていない場合、上位レベルのロガー設定がそのロガーに継承されます。ログレベルの詳細は、Apache logging services を参照してください。

ここで、inline および external ロギングの例を示します。inline ロギングでは、ルートロガーレベルを指定します。特定のクラスまたはロガーを loggers プロパティーに追加することで、それらのログレベルを設定することもできます。

inline ロギング

apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta2
kind: Kafka
spec:
  # ...
  zookeeper:
    # ...
    logging:
      type: inline
      loggers:
        zookeeper.root.logger: INFO
        log4j.logger.org.apache.zookeeper.server.FinalRequestProcessor: TRACE
        log4j.logger.org.apache.zookeeper.server.ZooKeeperServer: DEBUG
    # ...
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注記

ログレベルを DEBUG に設定すると、大量のログが出力され、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。

外部ロギング

apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta2
kind: Kafka
spec:
  # ...
  zookeeper:
    # ...
    logging:
      type: external
      valueFrom:
        configMapKeyRef:
          name: customConfigMap
          key: zookeeper-log4j.properties
  # ...
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ガベージコレクター (GC)

ガベッジコレクターのロギングは jvmOptions プロパティーを使用して 有効 (または無効) にすることもできます。

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