B.2. フェイルオーバーとフェイルバックのディスクリートテスト
このテストでは、フェイルオーバーとフェイルバックのテスト専用として使用する、テスト可能なストレージドメインを定義する必要があります。レプリケートされたストレージをセカンダリーサイトにアタッチできるように、これらのストレージドメインをレプリケートする必要があります。これにより、ユーザーがプライマリーサイトで作業を続けている間にフェイルオーバーをテストできます。
プライマリーサイトで実稼働に使用するプライマリーストレージドメインに影響を与えずに、別のストレージサーバーでテスト可能なストレージドメインを定義する必要があります。
環境のフェイルオーバー、環境のクリーニング、フェイルバックの実行の詳細は、フェイルオーバーの実行、プライマリーサイトのクリーニング、および フェイルバックの実行 を参照してください。
手順: ディスクリートフェイルオーバーテスト
- プライマリーサイトでテストストレージドメインを停止します。これを行うには、たとえば、サーバーホストをシャットダウンするか、ファイアウォールルールでサーバーホストをブロックします。
- テスト可能なストレージドメイン間でのストレージレプリケーションを無効にし、テストに使用するレプリケートされたすべてのストレージドメインが読み取り/書き込みモードであることを確認します。
- テストプライマリーストレージドメインを読み取り専用モードにします。
次のコマンドを実行して、セカンダリーサイトにフェイルオーバーします。
# ansible-playbook playbook --tags "fail_over"
- 関連するストレージドメイン、仮想マシン、およびテンプレートがすべて登録され、実行されていることを確認します。
手順: ディスクリートフェイルバックテスト
コマンドを実行してプライマリーサイトをクリーンアップし、すべての非アクティブなストレージドメインと関連する仮想マシンおよびテンプレートを削除します。
# ansible-playbook playbook --tags "clean_engine"
フェイルバックコマンドを実行します。
# ansible-playbook playbook --tags "fail_back"
- プライマリーストレージドメインからセカンダリーストレージドメインへのレプリケーションを有効にします。
- 関連するストレージドメイン、仮想マシン、およびテンプレートがすべて登録され、実行されていることを確認します。